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夢でも恋していいですか？

第1話 - 夢でも恋していいですか？　1話「夢を見てもいいですか？」

2020年07月23日

#恋愛

#夢

狐

俺は、菅野　司(かんの　つかさ) 中学2年生になってから初めての冬を迎えている時期。今日は、部活があって疲れていた事もあり、家に着くなり寝てしまった。

司

お休み………。

俺は、夕食を済ませて自分の部屋で寝ていたはずだが目を覚ますとそこは…。

司

………は？

司

どこだよ……ここ。

目を覚ますと、どこかも分からない公園のベンチに座っていた。

司

はぁ！？

司

俺は家に帰って、自分の部屋で寝ていたはず……。

辺りを見渡しても、全く見覚えのない景色が並んでいる。どこか分からないここは、日の光が強く差し込んでいる。

司

今は昼間くらいか……。

司

明日は学校があるはずだし、これはもしかしたら

司

…夢？

そうだ、これは夢だ。でなければ納得ができない。

司

自覚してみる夢は、初めてだな。

それから俺は、この町を見て回った。この夢の町を……。

それから、2、3時間くらい見て回って分かった事がある。この町は、日本の住宅街とは違い、ヨーロッパのような町並みが並んでいた。

司

流石に疲れたな……。

司

少し休憩しよう。

公園を見つけ、どこか休憩できる場所はないかと探して、見つけたベンチに座ろうとすると。

遥香

ふぅ、

先客が来てしまった。

司

あ…。

俺が思わず声を出してしまい、それに気づいた先客の女の子は、

遥香

どうぞ

司

えっと、それでは………///

と言い、おいで、と手招きされるように彼女の隣の空いている席をとんとん、と軽く叩いた。

この子は、黒色のロングヘヤーで、白いワンピースと、清潔感のある格好だった。実際、大人しそうな外見で凛とした空気が出ている。大人っぽくて、人に甘えたりはしなそうだ。あと、可愛い。

司

あの、ありがとうございます。

遥香

？？？

司

隣の席に座らしてもらっている事です。

遥香

あぁ、

遥香

別に構わないわよ。

遥香

隣の席に座っているだけで感謝するなんて、変わった人ね。

司

あはは……。

彼女は、優しく俺に笑いかけてくれた。少し恥をかいたかもしれないが、今しかない夢だから別に構わない。可愛いし

司

ちょうど、疲れていたので

それから、少し雑談してるうちに隣の彼女が俺に寄りかかってきた。この子は、遥香といい俺と同じく中学2年生だ。まぁ、こんな情報目が覚めたら使えないが。少し雑談しているうちに、遥香が寝息をたて、眠ってしまった。

司

……///

遥香

……ｽﾔｽﾔ……ｽﾔｽﾔ……。

さすがにこれは…///。こんな大人っぽい美少女が、俺の肩に寄りかかってきている。夢だろうが恥ずかしいものは、恥ずかしい。しばらく寄りかかられていると、

司

遥香を見ていたら、なんだか俺も眠たくなってきた……。

司

夢なのに……。

司

いい夢だった、じゃあ……