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待ってました✋🏻
初の任務は私単独での任務だった
佐々波桜華
夜の街を歩くのは今まではなかった
怖い気持ちは当然あるし、鬼に対する恐怖もないわけじゃない
鎹鴉
この鴉はなんだかうるさい鴉だ。
1人1羽に伝達用の鎹鴉がついているのだが、鴉ガチャは無事失敗している
その時だった
女性
佐々波桜華
人の叫び声だ
私は声のする方へ向かう
佐々波桜華
鬼
男性
鬼に捕まっているのは男性と、その近くには足を負傷している女性だ
恐らく軽症ではない
佐々波桜華
不意に姉と家族たちの顔が浮かぶ 手足が震えて、立っているのがやっとだ
鬼
鬼
被害者の方は不安そうに私の方を見ている 確かに、そうだ
ついこの間から剣士になったのだから
でも斬れる斬れないの問題じゃない!!!
私はもうあの頃の自分ではない!!
佐々波桜華
鬼
斬れた!鬼の腕を!
拘束されていた男性を遠くへ逃がす
佐々波桜華
男性
男性は女性をおぶって逃げる
鬼
鬼
佐々波桜華
鬼
佐々波桜華
佐々波桜華
永遠はないからこそ、私たちは誰かを大切にできたりするのだ
佐々波桜華
伍の型は炎の呼吸でも大技で、まるで虎が噛み付くように斬りかかる技だ
鬼
佐々波桜華
腹部に傷をつけられた 少し深いのかもしれない
藤重山のときは、傷は大量に負ったが深くはなかった
佐々波桜華
だがまだ癸の剣士の私はそんな余裕はなくて
鬼
佐々波桜華
その瞬間だった
鬼
︎︎
佐々波桜華
私はそこで意識が途切れてしまった