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主
主
誰もいない夜の学園で、ピアノの音が 聞こえる…。
そう聖セレナイト学園の生徒たちの間でうわさされるようになったのは
六月の梅雨に入ってすぐのころ。
私の名前は日向美羽。
肩までの真っ黒な髪と真っ黒な瞳の中等部一年生だよ
本を読むのが好きで、性格は好奇心が強いかな
それから結構感がするどいって言われるよ
予知能力ってわけじゃないけど、なにかトラブルが起こりそうな気配を感じたり
誰かが困ってたりすると、なんとなくわかるんだ。
それで困っている人を助けてあげたいって思って行動して、失敗しちゃったりもよくあるんだけどね
それでも私の性格はかんたんに変えられないし、知りたい気持ちも抑えられない!
だからうわさのことも、すっごく気になってるの!
けれどクラスのみんなが今一番気になっているのは、そのことじゃなくて……
〇〇
今日から登校してくる転校生のことなんだ
〇〇
日向美羽
日向美羽
〇〇
〇〇
日向美羽
〇〇
日向美羽
〇〇
ガラリ。
教室の扉が開いて、担任の堀田先生が姿をあらわした。
その後に続いて入ってきた男子の姿に、 クラス全員が息をのんだ
すっごく整った顔立ちの男の子だったから
先生
霧島 星
先生
霧島星
先生
霧島星
先生
霧島星
先生
主
ゆっくり〇〇の横を通り過ぎたとき、 ふわっといいにおいがした
かすかだけど花のような、 さわやかで甘い匂い
〇〇
日向美羽
霧島くんはビクッとおどろいたように私を見た
私は霧島くんと見つめあって霧島くんも同じように動かない
まるで時間が止まったように
はっとしたように霧島くんはわたしから視線をそらして席についた
霧島星
〇〇
「態度悪っ」
〇〇
日向美羽
霧島星
「なにそれ!なんか私めっちゃ嫌われてない!?」
先生
生徒
前の席の子が私の名前を呼びながら プリントを渡す
〇〇
受け取ろうと手を差し出したとき、ピッとプリントの端で指を切ってしまう
〇〇
「あぁ〜最悪〜切れちゃってるし…絆創膏もってたっけ…」
反対の手で指を押さえようとしたとき、視界ににゅっと別の手が伸びてくるのが見えた
〇〇
私が小さく声をあげるのと、霧島くんが私の手首をつかむのとが、同時だった
そのまま霧島くんは、血がちょこっとだけでた私の指を自分の方へぐっと引き寄せ…
パクっと口にくわえた
〇〇
日向美羽
「人の指くわえる!?じ、自分のならわかるけど!え!?人の…人の指くわえる!?」
「しかも初対面の女子の指を!?え!?」
わたしはパッと自分の指を霧島くんの口からひきぬいた
「心臓うるさっ!てか心臓止まるかと思ったんだけど!?」
先生
最悪!注目の的じゃん!
〇〇
霧島星
主
主
とわ
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コメント
1件
うわあ…第1話、すごく引き込まれました!転校生・霧島くんの「指くわえる」シーン、めっちゃ衝撃的で心臓止まるかと思った(笑)それでいて「やっちまった…」って自分でツッコミ入れてるところも気になる〜。ヒロインの美羽ちゃんの好奇心旺盛な性格、好きです。夜のピアノの謎も絡んで、これからどうなるんだろう…続きがすごく気になります!とわさん、素敵な作品をありがとうございます🤍