次の日
私はいつもより遥かに早く登校した
朝練組より約30分早く
この時間なら早朝からの 嫌がらせは免れると思ったから
でも、、
下駄箱
〇〇
あれ、
〇〇
私の上履きがない、
信じられないけど
もう私への嫌がらせが始まっていた
〇〇
嘘でしょ
〇〇
どこいったの、
私がしばらく上履きを探していると
勇太
〇〇じゃん
勇太
お前今日早くね?
〇〇
ちょっと早く来たくて
勇太
何してんの?
〇〇
上履きが、、
勇太
ん?
〇〇
私の上履きがないんです、、
勇太
え?
勇太
もしかして、先輩、から?
〇〇
多分、、
勇太
マジかよ
勇太
俺も探す
〇〇
え、先輩朝練じゃないんですか?
勇太
今日はない
勇太
今日は早く来たい気分で笑
〇〇
嘘じゃないですよね?
勇太
ホントだって笑
〇〇
じゃあ、お願いします
勇太
おう!
勇太
ないなぁ
〇〇
ですね、
〇〇
今日はスリッパでいいですよ!
勇太
でもまだ時間あるんだしさ
勇太
探そ
〇〇
ありがとうございます、、
〇〇
あ、あの、、
勇太
ん?
勇太
見つかった?
〇〇
見つかったは見つかったんですけど
勇太
どしたー
〇〇
ちょっといいですか
勇太
いいよ
勇太
何、これ
私の上履きは生ゴミの中に入っていた
勇太
あーあ
勇太
洗いに行こ
〇〇
え、いや、先輩!
勇太
なにー?
〇〇
私が洗うので
勇太
一緒にね
〇〇
え、
先輩は私の汚れた上履きをもって
水道に向かっていく
そんな優しい先輩を見て
涙が零れそうになった
勇太
ふっ
勇太
お前何泣きそうになってんだよ笑笑
勇太
洗お〜ぜ
〇〇
はいっ、
勇太
匂いが落ちねぇな、
〇〇
大丈夫ですよ!
〇〇
このくらい!
勇太
待って、
シュッシュッ
〇〇
え?
勇太
これ笑俺の香水
〇〇
そんな!大丈夫ですか?
勇太
大丈夫大丈夫!
勇太
あ、でも女子になんか言われるかも、
〇〇
あ、、
勇太
まぁ、俺がなるべく〇〇のこと見とくから
〇〇
ありがとうございます、、
勇太
じゃあそろそろ授業だから行こっか
〇〇
はい!
あいつっ