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#妹
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矢野 聖矢
もう何も考えたくない
どうして俺はこんなに苦しい思いをしないといけないんだ
そう思いながら吊り革をギュッと強く握りしめる
通勤ラッシュなのもあって電車内は混雑していた
車内には、社会人や学生、中にはうちの学校の生徒も多くいる
電車が学校に近づくにつれ、途中の駅から乗り込んでくる同じ学校の人は増える
そしてクラスメイトも1、2人ぐらい見かけた。
恐らく俺に気付いては居ないが、クラスメイトを見るとあまりいい気はしない
出来るならクラスメイトとは会いたくないんだが……
朝から憂鬱な気分になりながらも俺は下を向いた
そこで俺は衝撃的な事に気付く
矢野 聖矢
目の前の女性のお尻に男性が触れているのを目撃したのだ
これって……痴漢ってヤツだよな
痴漢されている女性
痴漢している男性
女性の方を見ると下を向いてプルプルと震えている
俺の他に気付いている人は居なさそうだ
俺が止めないと……!
俺は痴漢している男性の手を掴もうと手を伸ばす
矢野 聖矢
痴漢している男性
それと同時に男性は俺に気づき、慌てて俺の手首を掴み返す
矢野 聖矢
痴漢している男性
痴漢している男性
は…?何言って……
矢野 聖矢
車内の男性
近くにいた男性たちが俺の腕を掴んで拘束しようとしてくる
矢野 聖矢
痴漢している男性
矢野 聖矢
矢野 聖矢
俺は周りの人に押さえつけられる
ふと周りを見ると、スマホをみていた人達も全員俺の方を向いていた
また、この視線だ
昨日、ホームルームでも見た視線
なんで俺がこんな目に遭わないといけないんだよ
矢野 聖矢
矢野 聖矢
痴漢している男性
痴漢している男性
こうしてどちらも引かないまま、次の駅で降りることになった
あのあと必死に弁明していたら他にも痴漢現場を見ていた人が居たらしく
その人の証言で無事無罪を証明することができた
痴漢した男はその後警察に捕まり、僕は遅刻確定の学校へと向かった
矢野 聖矢
矢野 聖矢
矢野 聖矢
矢野 聖矢
矢野 聖矢
矢野 聖矢
矢野 聖矢
矢野 聖矢
こうして俺は走った
あの車両にはクラスメイトが居たことすら忘れて