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雪村 麻耶🦇🩷 。🦅🖤
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コメント
4件
尊いの過剰摂取だ🤦♀️ 慎太郎いい味出しすぎてる‼️‼️
爆裂愛してます((
すきすきすきすきすきすき
第十二話
『本当の気持ち』
START
キーンコーンカーンコーン――
放課後を告げるチャイムが学校中に響き渡った瞬間、俺の心臓はドクリと大きな音を立てた
いつもなら気だるいだけのその音が、今日ばかりはカウントダウンの始まりのように聞こえる
慎太郎
カバンを肩にかけ、教室のドアのところで慎太郎がニシシ、といつもの笑顔を浮かべる
そして、周りの奴らに聞こえないように口元に手を当てて、小さな声で「がんばれよ」とだけ残して、あいつは嵐のように去っていった
本当に、騒がしくて、最高に頼もしい親友だ
おかげで、図書室へと続く階段を上る俺の足取りは、昼間よりずっと軽かった
北斗
い木製のドアを静かに引くと、室内に満ちた古い紙の匂いと、静寂が俺を包み込んだ
いつもの窓際の席
夕陽が差し込むその場所に、先輩の姿は
――なかった
北斗
ぽつんと残された誰もいない机を見て、胸の奥が急速に冷えていく
やっぱり、昼間に樹先輩たちにからかわれたのを気にして、今日はもう帰っちゃったんだろうか
急に襲ってきた寂しさに、カバンを握る手にぎゅっと力がこもる
その時だった
大我
北斗
背後から突然、脇腹をトントンと突つかれて、俺は情けない声を上げて飛び上がった
慌てて振り返ると、そこには文庫本で口元を隠しながら、悪戯が成功した子供のように目を細めて笑う京本先輩が立っていた
大我
大我
北斗
京本先輩に可愛いって言われて少し嬉しい自分がいる
色んな意味で心臓に悪いことは京本先輩には言えなかった
大我
大我
先輩はそう言って、手にした文庫本をトントンと自分の胸に当てた
よく見ると、先輩の耳の先端がほんのり赤い
からかうような口調とは裏腹に、先輩の呼吸も少しだけ弾んでいるように見えた
大我
大我
北斗
大我
大我
一歩、先輩が距離を詰めてくる
図書室の静寂の中で、先輩のまとった柔軟剤の甘い香りが、ふわりと鼻腔をくすぐった
理科室での慎太郎の尋問が、一気に脳裏に蘇る
慎太郎
慎太郎
北斗
北斗
大我
大我
先輩は少しだけ唇を尖らせると、持っていた文庫本を俺の胸元に、ぽんと軽く押し当てた
大我
そう言って、先輩は真っ直ぐに俺の瞳を覗き込んできた
夕陽の光を反射して、琥珀色にきらめく先輩の強い視線から、どうしても目が逸らせない
ドクドクと、うるさいくらいに脈打つ音が、静かな図書室に響いてしまいそうだった
北斗
絞り出すような俺の声に、先輩は一瞬だけ驚いたように目を見開いた
だけど、すぐにその綺麗な目元を優しく和らげて、押し当てていた文庫本をゆっくりと下ろす
大我
大我
その言葉は、放課後の静寂に、あまりにも優しく溶けていった
♡ 💬 待 っ て ま す ⌒ ♪