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「三原色者の幻想入り」
第3話「灰簾石(かいれんせき)」後編
⚠注意⚠ ・この物語は東方Projectを元にした 二次創作です。 ・原作様との関係はございません。 ・オリジナルキャラが登場します。 (はるか様の立ち絵を改変したキャラ) 以上がOKの方は、ゆっくりしていってね！
魂魄妖夢
このままだと、カイトさんが押し負けてしまいます！
西行寺幽々子
まずはアイツが作った空間を破壊しなければならないわね！
物部布都
でもどうやって？
豊聡耳神子
タンザナイトが空間を作る時に使った結晶を破壊すればきっと…！
蘇我屠自古
皆、あそこにあるぞ！
四隅に設置している様だ！
四隅に設置している様だ！
豊聡耳神子
手分けして破壊しましょう！
カイト
(…傷が酷くて攻撃出来ない受け身を取っても反動が足を引っ張る…)
カイト
(こんな状況でどうすれば…)
バキッ！
カイト
刀が…！！
バシュッ！ 【上半身を深く斬られる】
カイト
ぐはっ…！
タンザナイト
おいおい、その程度かよ。
破門になるのも仕方ないよな
破門になるのも仕方ないよな
カイト
お前…
スッ… 【首筋に鎌の刃を当てる】
タンザナイト
口を慎むんだな。落ち武者お前の勝機は最初からゼロだ！
カイト
っ………
(ダメだよ！諦めたりしないで！！)
(僕らがここで諦めたら、みんな消えちゃうよ！)
カイト
お前は…？
オミヨ
(僕だよ！カイト君！
オミヨだよ！！)
オミヨだよ！！)
オミヨ
(君はずっと頑張っていたんだ！無謀な事でもそれを承知の上で戦っていた！)
オミヨ
(だから、僕もこうして抵抗出来ているんだ！)
タンザナイト
おい！何をするつもりだ！主導権は俺にあるんだぞ！
バリン！ 【タンザナイトが作った空間が破壊される】
タンザナイト
なっ…！？
豊聡耳神子
貴方は我々に高を括っていましたね。
それが敗因になることも知らずに…
それが敗因になることも知らずに…
魂魄妖夢
さぁ、観念しなさい！
覚悟！！
覚悟！！
タンザナイト
チッ…
タンザナイト
俺に近づいたら、コイツの首が裂けても良いのか！
オミヨ
そうはさせるか！！
【大鎌を持つ手が震える】
タンザナイト
くっ……
オミヨ
絶対に…絶対に…
トドメを…刺させないよ…
トドメを…刺させないよ…
カイト
オミヨ…
オミヨ
僕は…
タンザナイト
俺は…
僕の意思で君を守る！ 俺の意思でお前を消す！
タンザナイト
おい…大丈夫か？
オミヨ
イテテ…
あんまり動けないや…
あんまり動けないや…
タンザナイト
そりゃあそうだろうな。
スペカを5つ同時に受けたしな
スペカを5つ同時に受けたしな
オミヨ
仕方ないよ。勝手に君が憑依したから
タンザナイト
というか、気付かなかったか？
タンザナイト
俺、最初から居たぞ？
オミヨ
え？そうなの？
タンザナイト
あぁ。１人だけ見抜かれてしまったがな
オミヨ
その人って、もしかして…
オミヨさん！起きて下さい…！
タンザナイト
…お察しの通りだな。
あっちの世界に戻りな
あっちの世界に戻りな
オミヨ
うん…それじゃあ、
またね。タンザナイト君
またね。タンザナイト君
タンザナイト
あぁ…じゃあな
『またね』か…。もう会いたくない筈なのにな
無力だと思っていたが、違う様だ。
…不思議なヤツだな。アイツは。
言葉通りになりそうな予感がする。 『言魂』とか霊的な物ではない。
なのに、何かが不思議と揺さぶられる…。
…まあいい。
俺もそれを心待ちにしておこう
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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