繰り返し恋愛_君と一緒に_

これは、夢…？

いや、夢でもいい

一瞬の幸せを、私に＿

あれからヤンデレの修斗に暴力を振るわれ、恐怖に怯える日々

亜蓮とも喋られないし…

駄目だ

話が通じない

こんな事になるんなら諦めるんじゃなかったな…

せめて、最後くらい

亜蓮の顔が、見たかったな

なんで亜蓮がここに…？

実蕾先輩と行ってたはずじゃ…

夢でも見てるのかなぁ？

この会話、どこかで…

なんだっけ…？

やっぱり、聞き覚えのある台詞

『俺、元気だけが取り柄っすから！』

『馬鹿…』

『先行っててもらえる？』

『は？』

思い出せない

でも、思い出した

ここで、私が勇気を出せば…亜蓮はこっちを見てくれる…？

怖い

なんとなくだけど、目の前にいる修斗は付き合う前の修斗だと思う

でも、やっぱり怖い…

そういう優しいところ、なんか好きだなぁ…

只今テレビゲーム中です

お母さんがいないので上がらせてもらいました

ﾋﾟｶｰﾝｯｯｯ!!!

ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ…

ﾋﾟｶｰﾝｯｯｯ!!!!!

ポスッと音がして…私は亜蓮の腕の中にいた

すごく、いい匂いがする…

亜蓮のシャツをぎゅっと握る

落ち着くな…

私は亜蓮の腕の中で、ゆっくりと意識を手放した

ｿﾞｸｯと寒気がした

身体が震える

期待？

何を期待するの？

なんで自惚れちゃうの？

なんで？

どういうこと…？

噛み付くようなキスが降ってくる

なんで？

亜蓮は実蕾先輩が好きなんじゃ…

嘘っ…

次会うときは、また幼馴染でね

ちゃんと、捕まえてね？

怖いのは、嫌いだよ

またね

鈴蘭少女ですぅ

なんで死亡オチやねん

いや、これはだいぶ前から決めてたんですよ

すまん

約一ヶ月前からコツコツ始めた番外編

まさかの死亡オチ

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