色恋

attention

こちらは腐向け、nmmn作品になっております。

苦手な方、地雷の方、意味がわからない方などはブラウザバックをおすすめします。

そしてsmsn、腐向け、色恋 パロになります。

それでもいいよ！という方はどうぞ！

Snr side

ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀ……。

背を向けたまま、旅立つのは志麻くん。

何も言えず、何かをする権利すらもうないセンラは

見送ることしかできなかった。

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寂しがりだって、志麻くんはしっているはずなのに。

ずっといっしょにいて、ずっと一緒に笑おうって言ってくれたのに。

どうして、？

ふたりでいた思い出も、

あの優しい歌声とか。そのすべてを、愛してた。

結局はほら、遊びだったんやね。

夢は、夢のままで。夢を見続けたままで。

なのに、なんで志麻くんは行ったん？

あの日の言葉は、嘘ですか…？

あの日も、

あの日も

少し疑いつつも、同じ想いがふたりを繋いでるって信じてた。

ふたりでいた思い出も、

約束した、遊園地とか。

もう結局、一方通行なんやろ？

何度名前を呼んだって、返事は返ってこないまま。

夢はいつか、覚める。

そんなの、今までの経験で全てわかってた。

そんな中で、一生横にいたいと思える人ができた。

あの日語った夢と、築いてきたふたりの愛、志麻くんの優しい声もすべて

僕だけの、思い出に変わる。

ｶﾞﾊﾞｯｯ

頬を伝う涙、紫色のベッドにしがみつく自分の腕。

こんなことあり得るはずがないのに。

って言ってくれたあの日の笑顔も、言葉も、全部嘘やったん？

僕からの愛は愛のままなのに

志麻くんからの愛はもう、愛じゃないん？

夢、夢で…

愛は、愛で。