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明日香
岩本先生、変なこと聞くんだけど...
岩本
何？
明日香
岩本先生って、奥さんいるの？
岩本
あぁ、医者としていない
明日香
そうですか...
岩本
ほんとは、明日香ちゃんのためなんだけどね)
明日香
私は、友達、一人もいないよ
明日香
ずっと、ひとりぼっち...
岩本
そっか、寂しいんだね
明日香
うん
夜
明日香
Zzzzz
岩本
明日香ちゃんは、親無し)
岩本
体が弱い、この子の担当になって、正解だったかもしれない)
岩本
とりあえず、チャンスを待とう)
明日香
うっ
岩本
ん？明日香ちゃん？
明日香
い、痛い...
明日香
痛いよ...
岩本
明日香ちゃん？大丈夫？どこが痛いの？
明日香
ここ...
明日香は、心臓を指さした
岩本
心臓、痛いの？
明日香
ｺｸﾝ
岩本
はい、これで大丈夫だよ
岩本は、明日香の心臓に手をのせた
明日香
先生...
岩本
明日香ちゃん、大丈夫だから、安心して
明日香
ｺｸﾝ
次の日
明日香
(この小説、声に出して読めば、ちょっと楽しいかも
岩本
明日香ちゃん、おはよう
明日香
あ、おはようございます、岩本先生
岩本
どうしたの？朝からなんか暗いね
明日香
あぁ、ちょっとこの小説を声に出して読めば、楽しいかなぁ～って思っていて...
明日香
それを、聞いてくれそうな人が、いないかなぁって思っていて...
岩本
そっか、じゃあ、聞いてあげるよ
明日香
え？いいんですか？
岩本
うん、先生も、どんな小説なのか、知りたいから
明日香
わかりました、では、読みますね
昔、昔、あるところに、旅人と、村育ちの少女がいました
アルス
セイナ～こっちこっち～
セイナ
待ってよ～
旅人青年、アルス、世界の果てを目指して旅をしていました
村育ちの少女、セイナ、自由になることを願っていました
アルス
セイナは、あの村から、出ていかないの？
セイナ
そ、それは...
セイナは、生きることに悩んでいました
セイナ
アルスは、これから、どうするの？
アルス
世界の果てを指さし、その先の景色を見ること
セイナ
世界の果ての景色って、綺麗かな？
アルス
うん❗スッゴく素敵な場所だと、思うんだ
セイナ
世界の果て、か...
そして、セイナは、決意しました
セイナ
私も、世界の果てを見たい
アルス
え？
セイナ
だって、村以外の景色、見たことないから
セイナ
だから、村から出ていく‼️
アルス
いいの？後戻りはできないよ？
セイナ
いいの‼️私は私で、生きる道をいく‼️
アルス
セイナ...
アルス
わかった、一緒に行こう‼️
こうして、二人は、世界の果てを目指す旅に出ました
明日香
この小説の続きは、今月いっぱいに発売されるので
明日香
読んであげるのは、今度になります
岩本
そっか、いい話だったよ
明日香
ありがとうございます
岩本
じゃあ、また夜
明日香
はい
岩本
すみません
元明日香の担当医
はい、何でしょう？
岩本
明日香ちゃんって、親無しなんですよね？
元明日香の担当医
はい、そうです
元明日香の担当医
実は、明日香ちゃんの親になってくれる人を、今、募集しているんです
岩本
親を？
元明日香の担当医
はい、このまま、病院生活は苦痛だと思って
元明日香の担当医
我々で、提案したんです
元明日香の担当医
でも、引き取ってくれる人は、未だにまだ
元明日香の担当医
彼女は、親になってくれる人が、いたら、いつでもいいって
岩本
そうなんですか...
岩本
まだ引き取ってくれる人がいないんであれば、チャンスだ)
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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