テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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奔放主は今日も気まぐれ

第1話 - 第1話

426

2024年05月14日

#司類

#冬類

#彰類

#類愛され

#瑞類

あかまる🍓🐾໊

家臣

類様！！！類様はどこへ行かれた？！

家臣

またか！！よし、いつもの場所を徹底的に探せ！！

家臣

全く、あの方の奔放具合には困りますね……

類

ふふふ、ここに来たかったんだよね〜

類

お祭りがあるのに外に出ちゃいけないとか、まるで拷問だよ。

類

楽しいことは楽しまないとね♪

類

おっ、あれも美味しそ〜

司

類

うげ、

司

また逃げたのか。みんな探している。早く戻ろう。

類

やーだよ。

司

……

少し駆け足で人混みの中へ入り込んだ

しばらくは撒くつもりで走った

類

(ここまで来れば…)

司

類

うわ

司

俺から逃げれると思うなよ。お前の行動パターンは全て予測済みだ。

類

ストーカーもここまで来ると感心するよ。

司

誰がストーカーだ‪💢

司

はぁ、これが仕事なんだ。早く帰るぞ。

類

えー……

類

…りんご飴食べる？

司

いらん‪💢

類

えー、美味しいのに…

司

…

司

ほら、帰ろう。祭りなら、また今度来ればいい。

類

…また今度？

司

ああ。来年も、再来年も祭りはあるだろうが。

類

…ふふ、それもそうだね。

類

ま、今日の所は帰ってあげようかな。

司

よし、いい子だ。

類

あ、ねぇ司くん。

司

なんだ。

類

手繋いでもいい？

司

……それは命令か？

類

ううん、お願いだよ。

司

…

司

ほら、

類

！

司

屋敷に着いたら離すからな。

類

ふふ、構わないよ。

類

ただいま帰ったよ。

家臣

類様！！！貴方はまた勝手に…！！

類

ふふ、ごめんね。楽しそうだったものだから、つい。

家臣

はぁ……

家臣

我々は…まぁ、貴方が楽しかったのなら良かったです。

類

ふふ

家臣

けど、冬弥様が…お怒りのようで…

類

え

家臣

へ、部屋で待っていると…

類

……

司

こっちを見るな。自業自得だろう

家臣

わっ？！つ、司様！？いらっしゃったんですか！？

司

ああ。

類

うぅ…司くん…

司

流石に無理だ。諦めろ。

類

うぅ…戻りたくないなぁ…

司

…部屋の前までは、一緒に行ってやる。

司

ほら、行くぞ。

類

はい…

コンコン

冬弥

どうぞ。

類

た、ただいま～……

冬弥

……おかえりなさい。

類

…

冬弥

そこにお座り下さい。

類

は、はい……

類

(めちゃくちゃ怒ってる…)

冬弥

…楽しかったですか？

類

えっ

顔は笑顔だったが、声は冷たかった。

類

あ、えっと…うん、楽しかった…よ。

冬弥

そうですか。

冬弥

私は寂しかったですよ。貴方が勝手に出ていって、そのまま帰って来ないんですから。

類

う…

冬弥

貴方の自由を求め、楽しいを探求する気持ちは素晴らしいと思います。

冬弥

けれど、それの代償は何か、よくお考え下さいね。

類

はい…ごめんなさい…

冬弥

もう怒ってはいません。

類

ほ、本当に…？

冬弥

はい。けど、貴方のせいで進まなかった仕事は今日中に片付けてもらいますからね…？

類

や、やっぱり怒ってるじゃないか…

冬弥

いいえ？怒ってなんかいませんよ。

冬弥

ただ、最近は逃げ出す頻度が多すぎて地下牢にでも放り込んでやろうかと考えたくらいですよ。

類

めちゃくちゃ怒ってるじゃないか

類

(ちょっと控えよう…)

冬弥

…というのも本心ですが、それよりも、やはり心配が勝ります。

類

(あ、本心なんだ)

冬弥

いくら司様がいるとはいえ…少しは、自分がいつ殺されてもおかしくない立場だと言うことを自覚なさってくださいね。

類

ふふ、それは分かってるさ。

類

けど、安心してくれ。

類

死ぬことに抵抗はない。でも、死に場所くらいは自分で決めるからさ。

冬弥

…それが分かってるなら結構です。

冬弥

さぁ、仕事しましょうか。

類

げ…

冬弥

終わるまでは寝れないと思ってくださいね。

類

ひぇ……

類

つ、司くん！！助けて！！

司

俺を巻き込むんじゃない

冬弥

こら！すぐに司様を呼ばない！

類

だって～……

司

…冬弥。今日は寝かせて、明日やらせてはどうだろうか。

冬弥

司様…しかし…

司

睡眠も大事な仕事だ。あと、冬弥も寝た方がいい。

冬弥

……分かりました。

類

そうだ。冬弥くん一緒に寝ようよ。

冬弥

えっ

類

ほら、昔は雷が怖いとか言って、よく僕の布団に潜り込んできたじゃないか。

冬弥

む、昔と今は違います！

類

ふふっ、僕からしてみれば同じだよ。

冬弥

しかし……主と寝るなど…

類

ん〜…なら、命令だとでも思ってくれ。

冬弥

な…

類

司くんもどうだい？

司

すまんが、仕事があるもんでな。

類

だよね～

類

じゃあ、おやすみ。仕事頑張ってね。

司

ああ、おやすみ。

♪♪〜

厨房の方から、歌が聞こえてきた。

司

…相変わらず、上手いな。

彰人

んおっ、びっくりした

司

いや、お前気付いとっただろ。

彰人

んー？そんな事ないっすよ。

彰人

あぁ、夜食ならそこに置いてますよ。

司

助かる。

彰人

アンタ、また5分睡眠ですか？

司

悪いか？

彰人

いやいや、マジで死にますよ？

司

ﾌｯ、この程度で死ぬものか。

彰人

ははっ、すげー自信。

司

…まぁ、お前も大概人の事言えんだろ。

司

引退したというのに、まだ剣を振ってるのか？

彰人

…あー

彰人

いや、なんつーか…ほら、動きたくなっちまうんで…

司

…類が聞いたら怒るぞ、、

彰人

うわー！絶対に言わないで下さいね！？

彰人

言ったら次の夜食に毒盛りますから

司

お前が言うと冗談に聞こえんな

司

安心しろ。俺は言わん…まぁ、いつかバレるだろうが。

彰人

そん時はそん時っす。

司

…お前はそういう奴だったな。

司

御馳走様。感謝する。

彰人

はい、仕事頑張って下さいねー

知っておいた方がいいキャラ説明～

類

神代類 (23)
将軍家の長男に生まれたお坊ちゃま。自由奔放で楽しいことが大好き。(そのせいで家臣が手を焼く)しかし、その容姿と頭脳で家臣達からは好かれている。最近の趣味はお忍びで街を見に行くこと。

司

天馬司 (25)
優秀な忍。界隈では闇の支配者と呼ばれ恐れられている。類に仕えており、どんな時でも呼ばれれば即座に現れる。類の事は主というよりも、弟のように感じている。最近、妹に恋人が出来ていてショックを受けたらしい。

冬弥

青柳冬弥 (21)
将軍家に仕える直属の部下。屋敷では類の次に位が高い。常に冷静で頭が良く、周りからも頼りにされている。類の奔放具合には困り果てている。最近は本気で類を地下牢に閉じ込めてやろうかと考えたらしい。

彰人

東雲彰人 (21)
直属の料理人。いつもみんなのご飯を作っている。(夜は特別に司に夜食を作ってあげてる)実は外国の元軍人であり、訳あって料理人として雇われる事になった。最近の悩みは夏場の厨房が暑すぎること。

⚠️この連載における注意点

※なんか将軍とかよく分かってないんで「ほぇー」ぐらいで読んで下さい

※類愛され系です。苦手な方自衛お願いします。

※作者の知識が至らないところだらけだとは思いますが、どうぞ暖かい目で見守って下さい

ばいまる🍓🐾໊

奔放主は今日も気まぐれ

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最初からもう面白そうな予感...！類愛され系は初めて見るんで楽しみです(っ ॑꒳ ॑c)てかキャラの設定がめちゃくちゃ好み♡

あかまる🍓🐾໊

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