TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

ある日の事。

Hikaru

涼太。

Ryota

ん?

Ryota

依頼?

Hikaru

そうー。

Hikaru

場所は〇〇二丁目ね。

Ryota

了解。

いつも通り、ターゲットを殺すと言う 依頼が来た為、俺はスマホと武器その他諸々を持ってアジトを後にした。

ザシュッ

Ryota

……ふぅ。

ターゲットは殺した。

もう用済みだ。

Ryota

(……コンビニ寄って帰ろうかな。)

呑気にそんな事を考えていた、

その時だった。

「そこのお兄さんっ!!」

Ryota

……ん?

???

っう"ぅ、

振り向いた瞬間に、見知らぬ男性が 俺に倒れかかってきた。

Ryota

!?、

Ryota

だ、大丈夫ですか……?

よく見てみれば、その男性は 腕から出血している。

衣服も破れている、ナイフで 刺されたようだ。

Ryota

お、お兄さんどうしたんですか?

???

っす、すみませ、……ナイフ持った人に追いかけられてて、っ

Ryota

……、

Ryota

っとりあえず血を止めないと……ここから離れて、

???

っあ、アイツです……っ!!

Ryota

(もう来たのか……、)

???

君〜逃げちゃ駄目だよぉ。

Ryota

っ、

???

あーあ……もう助け呼ばれちゃったんだ。

Ryota

ナイフを捨てろ……。

俺は止むを得ず、持っていた拳銃を 持った。

???

……あら、もしかして警察?

Ryota

っそうだ、

Ryota

ナイフを捨てて、跪け。

???

……警察の人が言うなら仕方が無いなぁ。

と、彼はすんなりナイフを置いてくれた ……のだが。

ビリッ!!!

Ryota

い"っ、!!?

背中に、熱い何かを当てられた。 その瞬間、痛みと共に意識が暗転して いって……。

???

……おやすみ、右腕さん。

舘さんが依頼に出かけてから1時間。

彼は未だに帰ってきていない。

Hikaru

……。

Shota

……GPSは。

Hikaru

反応無し。

Hikaru

壊されたか、充電切れか。

Koji

舘さん……、

Shota

……嘘の依頼メールとかじゃ無いだろうな、それ。

Hikaru

国だけからメールが来る。その他の人間からメールが来る事はほとんど無い……と思うんだけど。

Shota

……俺捜してくる。

Hikaru

……それなら康二も連れてった方が、

Shota

俺一人で良い。

Shota

何かあったら連絡入れる。

Koji

あ、っしょっぴー、!

翔太は出ていってしまった。

Koji

……一人で行かせていいん?

Hikaru

……行ったら翔太の機嫌がもっと悪くなるだろ。

Hikaru

自分の考えは捻じ曲げたくない奴だから。

Koji

……そうやけど、

Hikaru

…………何かあれば、

Hikaru

全責任は俺が取る。

Koji

照兄……、

Shota

……ここか。

俺は、音信不通になってしまった涼太を 捜しに来ていた。

涼太が依頼に行ったのはこの場所。

Shota

……。

まぁ、想像していた通り、彼は居ない。

Shota

……、

だが。

Tatuya

……翔太君、だね?

Shota

……お前……。

代わりに彼が居た。

前に照を呼び出して殺そうとした奴だ。

Shota

涼太に何した。

Tatuya

……俺は何もしてないよ。

Tatuya

俺"は"、ね。

Shota

……てめぇ……、!!

Tatuya

怒りに支配されない方が身の為だよ。

Tatuya

君まで拉致されたら、照と新人君が悲しんじゃう。

Shota

っ黙れ!!!

俺はナイフを手に取って、彼に 襲いかかった。

依頼されていない奴だ、殺したら 俺は捕まる。

だが、もういい。

Tatuya

はは……笑

Tatuya

前会った時に学習しなかったのかな?

ひょい、と簡単に避けられる。

Tatuya

君一人じゃ、俺を殺す事は出来ないよ。

Shota

っくそ……!!

Tatuya

じゃ、こっちのターンね。

そう言った瞬間、彼は目の前から 消えた。

Shota

っ、!!

Tatuya

君には人質になってもらわないと。

いつの間に、後ろに。

そう思った時にはもう遅く、俺は 口と鼻を覆われ、目の前が真っ暗に なっていく。

Hikaru

……GPSが途切れた。

Koji

!!、

Koji

しょっぴーまで……、

Hikaru

……翔太……、

Hikaru

……っ、!?

パソコンに、1件のメッセージが 届いた。

Koji

照兄……?

Hikaru

(何で、これ……国からしか届かないハズ、)

そこには。

「〇〇に来い、さもないと人質2人を殺す。」

Hikaru

……、

Hikaru

(考えてもしょうがない。)

Hikaru

康二、行こう。

Koji

え、どこに、

Hikaru

良いから着いてきて。

Shota

……っ、

目が覚める。

そこは、1度来た事のある場所だ。

Shota

……、

Tatuya

翔太君、目覚めたね。

Shota

……俺を人質にしてどうするつもり?

Tatuya

……キミには、幼馴染が居るんだよね。

Shota

……、

Tatuya

同じマフィアでさ、入った理由もお互いを尊重し合って。

Tatuya

とってもいい関係だと思う。

Shota

……何で知ってんだよ。

Tatuya

でも。

Tatuya

そんな幼馴染が、もしキミを襲ってきたらどうする?

Tatuya

俺の為に死んでよって言われたら、キミは死ねる?

Shota

は?

Shota

(何言ってんだコイツ……。)

Tatuya

……来ていいよ。

……コツ、コツ、コツ……、

一定の音が、部屋に木霊する。

Shota

…………え?

Tatuya

後は好きにしていいよ。

そこに居たのは。

Shota

……涼太、

Ryota

……。

彼の表情は一切変わらない。

冷たく、淡々としていた。

Ryota

……ねぇ翔太。

Shota

……何。

Ryota

翔太はさ、

Ryota

俺の事、どう思ってる?

Shota

……別に。

Shota

今言う必要無いだろ。

Ryota

ねぇ答えてよ。

Shota

…………幼馴染。

Shota

お前が居てくれたから、今の俺が居る。

Ryota

……そっか。

Ryota

じゃあさ、

「翔太は、俺の為に死んでくれる?」

マフィアパロディ

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

302

コメント

1

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚