シクフォニ十二支―ニ

⚠注意⚠ こちらは完全なる二次創作です ご本人様には一切関係ございません 二次創作を知らない方、関係者様などの目に触れないようご配慮下さい 獣表現あります、苦手な方は閲覧をご遠慮下さい オリキャラが出しゃばります、苦手な方はブラウザバック推奨です

俺達は今、崖から頭だけを出して敵情視察をしている

崖はそこまで高いわけでもなく、想像よりも簡単に登ることができた

しかも、崖周りの警備も多くはない

これなら簡単に侵入できそうだ

ｶﾞﾀﾀｯ　ｺﾄｯ

ｻﾞｼｭｯ

声をかけると、いるまちゃんが一瞬で敵の首を掻き切った

そう言って俺は毒を調合する手を早めた

今、みんなは猫族領の周りに毒や爆発物を配置しに行っている

そうすることで中心部に人が集まり、そこを一気に叩けば短時間で猫族を壊滅させられるから

いるまちゃんと俺、らんらんとひまちゃん、みことちゃんとこさめちゃんの組で分かれて行動している

ﾄﾞｵﾝ!

ﾄﾞﾄﾞｵﾝ！

アジト中心部にて

中心へ向かいいるまちゃんと走っていると、らんらんとひまちゃんの後ろ姿が目に入った

何やら2人で話しているようだ

ほんの少しいたずら心が芽生えた

近づくにつれ、2人の会話が徐々に鮮明になってくる

ｶﾁｯ

ﾄﾞｵｵﾝｯ‼

ﾄﾞﾄﾞｫ!

こさめの手から水が生まれ、水流となり、中心部へ集まってくる人々をみるみるうちにを飲み込んでいった

…ﾄﾞﾄﾞﾄﾞ…

俺達が来た方の方角を指差す

そこで、徐々に近づく「何か」を目の当たりにした瞬間、俺の思考は一瞬止まった

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞ…

段々と音が大きくなり、向かってくるものの正体が更に見えてくる

それは＿とてつもなく大きな土石流だった

ここら一帯を、すべて呑み込んでしまうのではないかと思うほどの規模だ

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞ…

思考が止まっている間にも、ものすごいスピードで土石流が迫ってくる

らんらんの声が聞こえて、誰かに服を引っ張られた気がした そこで、俺は土石流に呑み込まれ、意識を手放してしまった