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桃
…
… ?!
水
あまりの衝撃に 、 思わず黄くんみたいな声が出てしまう 。
水
桃
桃くんが真剣な目で水を見詰める 。
水
水が困惑していると 、 桃くんが水の腰を抱き寄せて 、 頬を撫でる 。
優しげな仕草な筈なのに 、 ふとした力強さに 、 支配されるような重さを感じる 。
桃くんの指先が頬を滑る度に 、 ぞわりと鳥肌が立つ 。
好意を向けられている筈なのに 、 狂気を向けられているような 、 逆らえないような ____
桃
水
桃
…
水
水
水は 、 桃くんの目を見詰めながら 、 真剣に答える 。
桃
桃
桃くんは顔を一瞬曇らせた後 、 普段通りの笑みを浮かべる 。
水
水
水
気まずいままで終わるのはどうしても嫌で 、 水もいつも通りの笑みを顔に浮かべる 。
桃
水
桃
水
立ち上がると 、 突然目の前が真っ暗になった 。
桃
水
よろけてしまって 、 桃くんに寄りかかってしまう 。
桃
水
… 頭がくらくらする 。
異様に眠い 。
… きっと 、 今日ずっと起きてた所為 、 だから …
そう自分に言い聞かせて 、 玄関に向かう 。
桃
桃
水
水
ぁ 、 また 。
水
なんとか笑みを浮かべながら 、 桃くんに手を振る 。
桃
そして 、 扉に手を掛けた瞬間 。
桃
後ろから桃くんの呟きが聞こえたと同時に 、 後頭部に痛みが走る 。
水
突然の出来事に反応できなくて 、 水は呆気なくその場に倒れ込む 。
桃
視界に狂気じみた笑みを浮かべた桃くんが映る 。
その手には 、 何か棒のようなものを持っている 。
水
視界が段々ぼやけていく 。
そして 、 水は意識を手放した 。