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#暗め
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うわあ……もう、胸がぎゅっとなるお話でしたね。 伊作先輩を避けてしまう○○ちゃんの気持ち、すごくわかるんですけど、それで余計に苦しくなっちゃう描写が切なくて。最後の「避けられている気がするんだ」って伊作先輩のセリフで、あ、やっぱり彼も気にしてたんだ!ってなって、二人とも不器用すぎて応援したくなりました。 好きだからこそ距離ができちゃうもどかしさ、すごく丁寧に描かれてますね。次が気になります……!
演習の日から数日が過ぎた。 ○○ちゃんはいつも通り授業を受けて、委員会の仕事もこなしていた。 けれど、一つだけ変わったことがあった。 伊作先輩を避けるようになったのだ。 あの日の言葉が頭から離れない。
善法寺 伊作
真剣な表情。厳しい声。 今まで見たことの無い伊作先輩だった。 もちろん自分が悪かったことはわかっている。 それでも胸が苦しかった。
昼休み。 保健委員の仕事のため、保健室へ。
扉を開ける前に大きく深呼吸をした。
○○
そう言い聞かせ、中へ入る。
善法寺 伊作
○○
善法寺 伊作
○○
○○ちゃんは慌てて薬草の整理を始めた。
顔を見られない。 見たら泣いてしまいそうだった。 伊作は不思議そうな顔をしていたが、それ以上は何も言わなかった。 その事が逆に辛かった。
○○
仕事を終えると、逃げるように保健室を出た。
その時だった。 向こうから六年生が歩いてくる。
○○
○○
楽しそうに話している。 ○○ちゃんは反射的に物陰へ隠れた。
七松 小平太
六年生たちはそのまま通り過ぎていく。 ○○ちゃんはそっと見送った。 みんな笑っている。 仲が良くて、頼もしくて、かっこいい。 その中で笑う伊作先輩を見ていると胸がいたんだ。
○○
そう思ってしまう。 五年生と六年生。 たった一年の差なのに、とても遠く感じた。
その日の夜。 ○○ちゃんはなかなか眠れなかった。 布団の中で何度も寝返りを打つ。
○○
言葉にした瞬間、胸が締め付けられた。 伊作は優しい。 だから表面に出さないだけかもしれない。 本当は失望しているのかもしれない。 そんな考えばかり浮かんでしまう。
○○
目を閉じる。 けれど浮かぶのは伊作先輩の笑顔だった。 怪我をした時に手当をしてくれたこと。 優しく励ましてくれたこと。 一緒に委員会の仕事をしたこと。 忘れようとしても忘れられない。 好きだから。 その事実だけが苦しいほどはっきりしていた。 そして○○ちゃんは知らない。 同じ頃。 六年は組の長屋では…。
食満 留三郎
善法寺 伊作
食満 留三郎
善法寺 伊作
善法寺 伊作
その表情には心配の色が浮かんでいた。 ○○ちゃんの知らないところで、伊作もまた彼女のことを気にしていたのだったーー。