勇太side
"もうこれ以上私に関わらないでー''
そんな目付きをしながら、俺の目を振り払った。
〇〇の背中がどんどん離れていく……
俺はそれをただ、見つめていることしか出来なかった。
誰か……今の出来事は嘘だって言ってよ…
そう願いながら、視線を感じて後ろを振り向くと、上條さんが目を潤ませながら俺を見ていた。
上條
上條
勇太
本当は全然大丈夫なんかじゃない…
大好きな〇〇に一瞬にして振られて…
俺の胸にポッカリと穴が空いた。
勇太
上條
勇太
とても大きい声で怒鳴ってしまった…
もうダメだ…俺
上條さんは何も悪くないのに…
そんな気持ちを抱いたまま、自分の部屋に直行で進行した。
〇〇side
〇〇
数時間前…勇太に気持ちを伝えようと思いこの部屋から出たのに…
もっと辛い気持ちになって帰ってきてしまった。
辛い…
悔しい…虚しい…
苦しい…
いつもの負の感情が全身に伝わってきた。
〇〇
何度も何度も頭の中に流れ込んでくる2人の触れ合い…
私が今までに見てきたのはキスだけじゃない…
勇太も最初っから私になんか絶対に好きな気持ちなんかなかったんだ…
そう思いながらも一緒にいたいから…必死に努力して、海人くんにまで背中押してもらったのに…
本当に申し訳ない…
こんなに頑張って、必死になってたのは私だけだったの?
本当に辛い……
この選択を選んでよかったと思った。
もう勇太や上條さんの話をしたり、言い合いをするのも全部疲れた…
〇〇
勇太はしょっちゅう私の部屋に上がり込んでいたので余計に静かさが増す。
やっぱり勇太の存在は大きかったんだな…
そう思った……
勇太の仕事がある日はできるだけ休みを貰った。
ほんの少しでも勇太の顔を見ると、また何か期待しそうな自分がいて嫌だったから。
〇〇
仕事を休んでいる分、きっと周りの人達にも迷惑をかけていると思った。
だから、私は勢いに任せるしかなかった。
ブルルルップルルルッ………
〇〇
〇〇
〇〇
もう二度と勇太と関わらない世界で生きていく…
そう決めた………
勇太side
〇〇と別れてもう一週間を経とうとしていた。
本当にあれから、連絡もなく、仕事でも顔を合わせなくなった。
紫耀
優太
廉
勇太
廉
海人
廉
マネージャーさんから伝言を聞き、〇〇は仕事を辞めようとしていた。
あんなにこの仕事大好きって言ってたのに…
全部…全部俺のせいだ
海人
勇太
海人
海人に呼ばれて、個室の部屋に行き2人っきりになった。
海人
海人
続く
コメント
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続き楽しみです(*´∀`*)
続きめっちゃ楽しみ!
続きが楽しみ!待ってますね