お久しぶりです🙇🏻♀️
たくさん物語を書いていたのですが、どれも微妙で没にしてたら全然投稿できてませんでした...
それでも地味にフォロワーさんが増え続けていて、驚きながらも喜んでいます☺️
コメントなどもちょくちょく来ていて主はとても嬉しいです🤦🏻♀️💭
今回は少し切ないお話なので ハッピーエンドが好きな方からしたら ちょっとスッキリしないかもです( ・ ・̥ )
本作品も前作と同様に ご本人様とは一切関係がなく BL要素が含まれます
苦手な方はご注意ください
では、行ってらっしゃいませ
るくん
こくん
授業が終わり、購買に向かう途中でるぅとくんは足を止めて窓際まで走っていった
るくん
ポケットから携帯を取りだし、 外の景色を写真に納めていた
こくん
雪にテンションが上がるほど純粋な心を持ち合わせていない僕は、はしゃぐ彼の横でポッケに手を突っ込んだ
るくん
るぅとくんは僕の腕を掴み 白く染った校庭を指さす
るくん
るくん
目を輝かせてるぅとくんは しばらく外を見つめていた
そんな外の様子に釘付けの彼を 僕は無言で見つめていた
こくん
ため息をつくとるぅとくんはハッとして僕の方に向き直った
るくん
ひとつのものに集中すると 周りが見えなくなるのは昔から ずっと変わらない
こくん
るくん
僕の後ろを必死についてくる 彼に少しだけ期待してしまうのは
きっと愚かな事だ
昼食を買って教室に戻る途中、 階段の上から会いたくない人が 笑顔で降りてきた
るくん
さくん
僕とは反対に隣にいたるぅとくんは喜びながら彼に近づいていく
さくん
るくん
さくん
るくん
彼の前のるぅとくんは いつも楽しそうですごく幸せそう
見てるだけの僕はただのモブキャラ
引き立て役にもなれないかもしれない
こくん
2人をこのまま見ていられるほど僕には余裕がなくて、すぐに逃げた
僕とるぅとくんは幼なじみで 昔からずっと一緒だった
誰よりもそばでるぅとくんを見てきた
遡ること10年前
どてっ
追いかけっこに夢中になっていた君は足元の石に気づかず転んだ
こくん
るくん
君はいつも不器用で泣いてばかりだった
こくん
るくん
こくん
そんな君を放っておけなくて 手を差し出すと
るくん
涙を拭いながら嬉しそうに 君はにっこり笑う
その笑顔に僕は惹かれていた
こくん
るくん
僕の後ろを必死についてきて 君は僕を捕まえて
るくん
そう言って目をうるませながら 甘えてくる君は本当に卑怯で
その罠に簡単にかかる僕は馬鹿だ
こくん
満更でもなく、君をおんぶして これで最後だからね、なんて 決まり文句になってきた言葉を 何となく口にする
るくん
そんな思わせぶりを口にする 君には悪気なんかなくて
だから余計苦しかった
ぐるぐる...
るくん
こくん
るぅとくんのお腹が音を立てたことくらい気づいていたが恥ずかしそうに恐る恐る聞く君が可愛くて嘘をついてあげた
るくん
こくん
るくん
少し意地悪したくなって聞いてみると動揺してあたふたするから僕は吹き出した
こくん
るくん
そんな僕を見てもっと焦ってる君は本当に愛おしく感じた
そっとるぅとくんを近くの ベンチに下ろした
こくん
るくん
けが人とは思えない程の 満面の笑みを向けてくる
こくん
るくん
こくん
僕はるぅとくんを置いて 近くの商店街まで走った
商店街の中のパン屋さんに入って メロンパンを一つ買った
こくん
突然不安になって 僕はさっき居た場所まで 走って戻った
ベンチに座るるぅとくんの姿が見えて安堵したのも束の間
僕のことを見つけるなり 君は泣きだした
るくん
るくん
こくん
泣いてる君をなだめて そっと抱きしめる
こくん
こくん
先程買ったばかりのメロンパンを差し出すと、君の涙はピタッと止んだ
るくん
こくん
メロンパンを半分にするが 当時まだ幼い僕には均等に 分けることは難しかった
こくん
るくん
明らかに大きい方を るぅとくんに渡す
こくん
微笑みかけると 嬉しそうに君も笑った
るくん
口いっぱいに詰めて リスのように頬が膨らんでいる
こくん
そう言うと恥ずかしそうに 君は俯いた
その姿が可愛くて つい頭を撫でた
るくん
照れながら僕の方に 体を預ける君に
とっくに僕は心を奪われていて 素直に幸せをかみ締めていた
るくん
るくん
るぅとくんに名前を呼ばれて 我に返った
こくん
るくん
そう言って綺麗にふたつに分けた メロンパンの片方を僕に差し出してきた
こくん
いつまでも変わらない僕の気持ちは すごく残酷だ
君の隣に僕以外の誰かがいるなんて
10年前の僕は想像もしていなかった
るくん
無邪気な笑顔は いつまで経っても変わらないのに
こくん
るくん
るくん
こくん
試してみたくなってさっき君の好きな人が言っていた言葉と同じことを言ってみると
君は全く違う返事をした
嬉しいのに悲しくて
好きの気持ちが溢れて 涙が溢れる
るくん
るくん
こくん
何も知らない鈍感な君は 僕を心配そうに見つめる
無自覚とは厄介で 君は罪な人だ
僕はるぅとくんの頬に 手を当てる
るくん
こくん
口いっぱいにメロンパンを 詰め込んだ姿は 何も変わっていなくて
ずっと僕が好きな君のまま
時間だけが過ぎていて
だけど、君が誰かを想うほど 僕の気持ちは募っていて
なのに君は相変わらず僕に甘えてきて
本当に考えが甘い
でも僕も君には甘くて
ちゅっ
僕はそっと君に口付けをした
るくん
僕の最低な行動に 君は抵抗はしなかった
こくん
るくん
放心状態の君に いたずらっぽく笑いかけて
こくん
そう呟いた
君とのキスは甘くて ほんのりメロンパンの味がした
幸せになってね
なんて言えるほど 僕は大人にはなれないし
僕を突き放せるほど 君も僕に厳しくなれない
子どもなままの僕らは 何も変わっていないのかもしれない
メロンパンも僕らも きっと同じだ
お疲れ様でした!!
めちゃめちゃ雑談なんですけど すとぷりさんの福岡ドームのライブ後 めっちゃ写真投稿して下さってて 最高すぎでしたよね📷🌈
てか、るぅころTikTokとか撮ってたし距離感相変わらずバグってるし、あれワンチャンベッドの上っぽいし尊いっっっ
すみません、語り合う友達がいないのでここで発散させて頂きました⋆͛📢⋆
最後まで読んでくれた方!! いい事ありますように🌙.°
コメント
23件
ぶくしつです!!
あの,今主様のお話読み漁ってるんですけど,めちゃめちゃ好きです✨ ブクマ失礼させて頂きます!
(・ω・三・ω・)フンフン(・ω・三・ω・)フンフン(・ω・三・ω・)フンフン(・ω・三・ω・)フンフン(・ω・三・ω・)フンフン神ストーリー❣️ 上の、絵文字は気にせず