貴方と出会ってもう4年
月日は本当に早いもので街にはビラ配りのサンタがいっぱいの季節
私は信頼されていて、大事な物も貴方と一緒に守ってきた。
勿論頼ってくれない時もあった。 しかしそんな時貴方も同じように苦しんでいた。
不甲斐無かった。
貴方を悲しませるあの子が憎かった。
貴方があの子を好きなのは知っていた。
あの子の動きひとつで喜んで悲しんで、貴方といつも一緒に居たのに心はあの子に向かったまんま。
私が悩んでも悩んでも結局貴方を救うのはあの子。
除夜の鐘を冷えきった外で聞いて、新しい年が始まる
【節目だからと】
たったそれだけの理由で、そんな理由にもならない理由で、長いつきあいは終焉を告げた。
私も、次の後釜に据えるこれからの被害者も全てあの子を手にする為の支え役。
きっと被害者は増え続ける。
それでも、楽しい思い出を貰い続けてきたから。
・・・
・・・
・・・
なんて、
言えると思う?
どうして私は捨てられたの?
ねぇ、あの子に対する嫉妬は何処に行けばいいの?
ね、どうして私今泣いてるの? 、教えて
・・・最後だから・・・
願っても身体は中に浮き
最後にみえたのは、あの子を求める手では無く、
次の子を目指す
やけに涼し気な手のひらと開きかけの瞼だった。
作者
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