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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

三日前 お母さんが亡くなった。

正確に言うと殺害された。 という方が正しい。

いや、 私に殺された。

人々

突然の心臓発作って怖いですよねぇ。

人々

ほんとにねぇ

人々

つい最近まで元気だったのにねぇ

お葬式。 来客者の声が聞こえてくる。

私は、半年前の出来事を思い出す。

彼氏(さとし)

俺と、一生を過ごしてくれませんか?

2年半付き合った彼氏にプロポーズされた。

私(かな)

え、私でいいんですか?

彼氏(さとし)

うん!
かながいい!

私(かな)

うん!

私は大きく頷き笑顔でそう答えた。

この出来事が始まりだった。

私(かな)

ただいまー!!

私は機嫌よく帰宅した。

弟(けん)

おかえりー!

お母さん

おかえりー

弟(けん)

おねーちゃんとても嬉しそうだね!

私(かな)

え、分かる?笑

私(かな)

実はさ、私プロポーズされたんだ!!

私(かな)

サトシと結婚する!

弟(けん)

おぉ!おめでと!

私(かな)

ありがと!

その時だった。

お母さん

ダメよ。

お母さん

結婚は許さない。
絶対にダメ。

母は、小さくそう言った。

私(かな)

え、なんで?

お母さん

なんでって、
借金を背負ってる人なんかと結婚させるなんて無理に決まってる。

私(かな)

で、でも少しずつ返して行ってるのよ!!

サトシは200万ほどの借金を抱えてる。 もともと、研究員だったサトシ。 ある、研究に失敗し研究員をクビになりさらに借金まで抱えてしまった。

お母さん

だめ、って言ったらだめなの。

お母さん

絶対に許さないから。

私(かな)

は?意味分からない。私の人生じゃん!

お母さん

産んだのは私よ!!
絶対に許さないから。

お母さん

私1人でここまで育てて来たのよ!!
それくらい言うこと聞きなさい!

父は私が生まれる少し前に父は交通事故で他界していた。

お母さん

あなたのことを思って言ってるのよ!

私(かな)

は?
もういいし!!

その日から私は家に帰ると直ぐに自分の部屋に入り、 母を避けるようになった。

それから三日後だった。

彼氏(さとし)

話がある。

電話でそう言われさとしの家に向かった。

彼氏(さとし)

実は、君の母さんから別れてくれ。って言われるんだ。

私(かな)

え、?
何それ。

私(かな)

うちの親そんなこと言ってるの?

彼氏(さとし)

うん。

私(かな)

いやよ!
別れたくない!

彼氏(さとし)

わかってる。
でも、お前はかなを不幸にするって言われて。
大丈夫かな、俺で

私(かな)

大丈夫よ!!

彼氏(さとし)

。。。。

彼氏(さとし)

結婚出来るのかな。

私(かな)

。。。。

この時母に対する殺意が芽生えた。

私(かな)

1つお願いがあるの。

彼氏(さとし)

なんだい?

私(かな)

毒が欲しい。
あなた、もと研究員でしょ?

彼氏(さとし)

え、急にどうしたんだい?

私(かな)

いいから、毒を明日ちょうだい。

彼氏(さとし)

まさか、お母さんを?

私(かな)

ええ。
保険金を掛けて殺すわ。

私(かな)

あなたの借金もそれで返済。
私達は結婚。
幸せでしょ?

彼氏(さとし)

で、でも。

私(かな)

もし、警察に聞かれたら全部私のせいにしていいから。

私(かな)

私はあなたと一緒に居たいの!

私(かな)

あなたは私と居たくないの?

彼氏(さとし)

わ、わかった。
明日持ってくるよ。

私(かな)

ありがと。

次の日、私は彼から毒を受け取った。 毎日少しずつ飲ませると約半年くらいで自然に心臓発作を起こせるらしい。

私は、毎日母の朝飲むコーヒーにそれを少量入れていた。

それ以外にも私はとても狂っていた。 藁人形を作ったり、 リスカもした。

私(かな)

あいつが、悪いのよ。
なにが、あなたのことを思っている!
よ。
何も考えてないくせに。

私は母を憎んでた。

弟(けん)

姉ちゃん、姉ちゃん、

けんに、横っ腹をつつかれふと我に帰る。

弟(けん)

考え事?
とりあえずもう少しで葬式が始まるよ、

私(かな)

わ、わかった、

そして、三日前についに母が倒れたのだ。

とりあえずは昨日さとしの借金を返せて久しぶりに母に感謝している。

弟(けん)

あ、そう言えばさ今までバタバタしてて言えなかったけどさ、
姉ちゃんペンギンって知ってる?

私(かな)

動物の?

弟(けん)

うん。

私(かな)

なんで?

弟(けん)

母さんがね、亡くなる直前にペンギンの人形を抱きしめてたの。。。

弟(けん)

なにか、知ってるかなって?

私(かな)

な、何も知らないよ。

2週間前ほどに母が買ってきたペンギンの人形だろうか。 なぜ、母がペンギンの人形を買ってきたのかは謎だ。

私(かな)

ごめん、トイレ行ってくる。

弟(けん)

早くしないとダメだよ。

私は小さく頷きトイレに向かった。

私(かな)

(ペンギンってなんだろ。)

私(かな)

(あの時、机の上にあったペンギンの人形の事かな?そんなに母さんペンギン好きだっけ?)

私は、ググールでペンギンについて調べてみた。 そこにはこう書かれていた。

ペンギンには、ある習性がある。 それは育てて貰った親などを崖から突き落とし殺してしまうという習性だ。 理由は定かではないが、 恐らく ストレスだろうと言われている。

私(かな)

え、もしかして母さんって全部・・・

耳元で、 「あなたの事を思っているのよ」 と聞こえた気がした。

田中太郎

読んで頂きありがとうございました!!

田中太郎

あと、6日でフォロワーが100人超えなかったらテラー辞めます!

田中太郎

ぜひ、フォロー、ハートよろしくお願いします!!

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371

コメント

10

ユーザー

あかいとまとさん、 すいません、辞めてません。 詳しくは今日投稿したストーリーに書いてます。もし機会があれば読んでみてください。 すいませんでした。

ユーザー

タイトルも物語も、すごく面白かったです。辞めないでほしいです💦

ユーザー

すごいなぁ。 ダイイングメッセージですね!

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