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財団員の短編集

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財団員の短編集

6 - 第6話『クレフ博士/フランシスの過去の一部』

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2025年04月07日

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フランシス

…ッ、(怯

リリー

ねぇ、何で逃げようとするの…?

リリー

お願いだからハッキリいってよ…ッ゛

リリー

お願い…ッ

リリー

お願いだから本当のことを言って……?

フランシス

ぁ…………、ッ…ひぃぅ゛ッ……(涙目

リリー

何で何も答えてくれないの………

リリー

愛してくれるって言ったのは嘘だったのッッッッ゛!?💢

フランシス

ちが…ッ(涙目

リリー

この『嘘つき』ッッッッ!💢(叫

クレフ博士

ッッ(飛び起きる

クレフ博士

…………ッ

クソ………

また…またあの時の夢だ

…もう切り捨てたはずなのに

ずっと…

頭の中でループしているような感覚だ

"私が愛したものは自分で殺した"

"私が愛した嫁はもういない"

"私の実の娘もそばにはいない"

その現実を受け入れていたはずなのに

なぜ今も尚食い続ける自分がいる…?

…なぜ、あの時の『私』がいる?

クレフ博士

ッ゛(耳を塞ぐ

ふと気づけばいつもあの『声』が聞こえてくる…

嘘つき

本当のことを言って?

私のことを愛してくれるって言ったのは嘘だったの?

ねぇフランシス…

なんとか言ってよ

………この嘘つき

嘘つき…嘘つき、嘘つき嘘つき嘘つきつッッッ゛!

クレフ博士

………やめてくれッ(ボソッ

あぁ、永遠に逃れることは出来ないのであろう

ずっと私を蝕み続けるのであろう

ただ、今日も願う

『静かに寝させてくれ』 (あの日を取り消させてくれ) と

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