嘘つきな私を君は溺愛する.

( 急に何かと...

( 何故...

( こんな私に執着するの？

また着信音がなる

( 今度は私か、っ

''例の件だが''

''今一緒に居るのは五条悟で間違いないな？''

( やっぱり着けて来てたのね、

''ターゲットを変える''

''高専じゃなくて五条悟に変更だ''

''五条悟を落とせ。''

ツーツーと電話の切れた音が響く

桃はその場にしゃがみこむ

( まじか、

( 私26歳処女なんですけど...

( 落とすってどうやる訳...？

( 今までこーゆー事させてくれなかったのに

( 急に言われても...

''ごくごくっ''

( くそっ

( 落とすどころか失敗しちゃったんですけど、っ

「 かしこまりました ~ 」

ぐびっぐびっ

「お待たせしました」

「生ビールでございます」

「かしこまりました」

「ではごゆっくりどうぞ」

もう回ってきてるじゃん、笑 )

めっちゃ酔ってる...笑)

テンション上がってる...笑 )

今までのヘラヘラした雰囲気とは少し違う 獲物を捕えるような目つき

.

.

.

ひっく

ひっく

まじで言ってんのこの子... )

ひっく

そっと桃が悟の手に触れる

悟はニマっと笑いながらまじまじと桃を見つめている

桃は恥ずかしさで俯いている

またあの目

ひっく

ぐびっ

今度は寝言...笑 )

「 はいっ 」

「 かしこまりました ~ 」

ぱちっ

( 頭いたっ、

( 昨日確か...

着信音がなる

▶︎透眼覇童(ﾄｳｶﾞﾝﾊﾄﾞｳ) 桃が持っている目 六眼ほど希少な目 機能は1話参照

( スパイなんだった、

( この人を落とさなきゃ