TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

自分の部屋でくつろいでいると──

お〜い

開けてくれ〜

紅紫

紅紫

──いつもみたく、合鍵で入ってくればいいだろ

今、手が塞がってるから無理

紅紫

はぁ、しょうがないな……

カチャ

さんきゅー♪

紅紫

……なんだよ? その大荷物

逝は持っていた袋を卓上に置いた

酒♪

日本酒はもちろん

焼酎、ビール、ワイン、ウィスキー──

紅紫

…………

いろいろあるぞ♪

紅紫

また、ボクの部屋で家飲み?

半分、合ってる

紅紫

もう半分は?

新人クンの歓迎会

歓迎会してなかったな〜と、思ってな

紅紫

なるほど

紅紫

でも、あいつは御役目でいないよ

そうかー

紅紫

しばらくしたら、帰ってくると思うけど──

じゃあ、帰ってくるまで

飲んで、待つか♪

1時間後

酒を飲みながら、つまみを口に運ぶ

床には空き瓶と空き缶が、散乱している

あ、マジぃ──

このままだと、酒がなくなるな

紅紫

お前、飲むペースが速いんだよ

紅紫もだろ

紅紫

とにかく、あいつの分は残した方がいいな

ほかに酒はなかったか?

紅紫

たしか──

紅紫

この間、シオンちゃんに

紅紫

一升瓶貰ったから──

紅紫

それ、飲むか

マジ?

紅紫

えーと

戸棚から、未開封の一升瓶を取り出した

蓋を開け、コップに注ぐ

あんがと♪

ごくごく

紅紫

……一気に飲むなよ

ごくり

一口飲む

紅紫

ん、イケる──

ばたん

紅紫

……?

逝は床の上に倒れ込んでいた

紅紫

どうした?

…………

紅紫

セイ?

……ん…………

紅紫は一升瓶のラベルを見た

『鬼こ○し』

紅紫

マジか

アルコール度数は14度と書いてある

紅紫

…………

紅紫

一応、ベッドに寝かせよう

酔いつぶれた逝を介抱するため立ち上がるが、転がっている空き瓶を踏んでしまいバランスを崩した

紅紫

……!

逝に覆いかぶさるように、こけた

……う゛…………

紅紫

……あ、ごめん

慌てて、のけようとした瞬間──

カチャ

慎哉

ただい…………

紅紫

あ……

慎哉

慎哉

──これは、どういうことだ?

紅紫

(この体勢って……)

紅紫

(まるで、セイを襲ってるみたいな感じだよね…………)

紅紫

(うん。非常にヤバい……)

一気に酔いが醒めていった

……ん?

あ、おかえり〜

阿左美(アサミ)ちゃん♪

慎哉

…………

紅紫

……!?

気温が下がったような気がした

紅紫

(ボクも“阿左美ちゃん“って)

紅紫

(呼んだことはあったけど──)

紅紫

(こんなに怒ってたっけ?)

……ぐー…………

紅紫

寝るなー!!

慎哉

慎哉

紅紫

腕を掴まれ、立たされる

慎哉

…………

紅紫

慎哉……?

ぎゅっ

紅紫

……!

慎哉

──酒くさいな

紅紫

飲んだからね

慎哉

──楽しかったか?

紅紫

まあ、楽しかったよ

どん

紅紫

へ?

ベッドの上に押し倒された

慎哉

…………

紅紫

(……マズい)

慎哉

今度は、俺があんたを楽しませてやろう

紅紫

…………!!

チュ

おまけ

ちなみに逝は朝まで起きなかった

……ぐーっ…………

ボクと同居人と隣人と

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

220

コメント

8

ユーザー

嫉妬しておりますね〜( ̄▽ ̄) 凄い面白いです!⸜(*⃙⃘˙꒳˙*⃙⃘)⸝

ユーザー

昨夜はお楽しみでしたね……(*´∀`)

ユーザー

あら、良き展開♪

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚