リオルが謎の魚を倒し、水槽内は再び静寂に包まれる。青白い光が完全に消え、水は澄んだ輝きを取り戻す。謎の魚は普通の魚の姿に戻り、ゆっくりと水底へと沈んでいく。
リオル
……終わったか。これで全部片付いたな。
ジェイドが沈んでいく魚をじっと見つめる
ジェイド
ええ。水槽内に漂っていた異様な魔力も完全に収まっています。これで、オクタヴィネルの問題は解決ですね。
フロイド
ふーん、最後はただの魚になっちゃったね~。サメちゃん、やるじゃん!
リオル
お前は楽しそうでいいな。こっちは必死だったっての。
リオルは静かにサーベルを見つめる。その顔には驚きと少しの困惑が浮かんでいる
ジェイド
おや?そのサーベルに付いているのは魔法石でしょうか。しかし、少々見慣れない色ですね。
フロイド
何これ?ピンク?こんな色あったっけ?
ジェイド
ピンクというよりは
マゼンタでしょうか。
マゼンタでしょうか。
ジェイドとフロイドはリオルのサーベルに付いてる魔法石に興味が湧いた
リオル
……今はこの剣がここにある理由は置いとくとして、まずはアズールに報告しようぜ。
ジェイドとフロイドが先導し、リオルとティッカーが水槽から脱出する。
リオルが水面から出て立ち上がると、 アズールが待ち構えている。
リオル
ご丁寧にお出迎えとはな。おかげで手間が省けた。
アズール
お帰りなさい、リオルさん。
お見事でしたね。あなたのおかげで、オクタヴィネルは元の平穏を取り戻すことができました。
お見事でしたね。あなたのおかげで、オクタヴィネルは元の平穏を取り戻すことができました。
リオル
……余計な手間をかけさせやがって。ま、とにかくこれで取引は成立だろ?
アズール
ええ、もちろんです。契約は契約。お約束通り、地図について調べてみましょう。少々お待ちください。
しばらくしてリオルは アズールに呼び出された
アズール
リオルさんお待たせしました。契約の通り、お目当ての情報を手に入れましたよ。
アズールがテーブルに並べられた古い書物を手に取り、リオルの前に広げる。 しかし、書物は見るも無惨に破れ、欠けたページばかりが目立つ。
リオル
……何だ、このボロボロの本は?
アズール
これはオクタヴィネルにあった非常に古い文献です。地図の内容に関連するものではないかと思い引き出してきましたが、ご覧の通り――かなり破損しています。
フロイド
うわ~、これじゃまともに読めないね~。
アズール
破れてはいますが、一部だけは何とか読み取れるようです。
ジェイドは破れたページを見つめ、読み取れる部分を慎重に読み上げる
ジェイド
――『灼熱』『砂』『鍵』……どうやら、“灼熱の砂と眠れる鍵”といった内容が記されていますね。
リオル
……灼熱?眠れる鍵?それが何を指すっていうんだ?
ジェイド
“灼熱””砂“という言葉から、私たちが連想するのは
『熱砂の国』ですね。
『熱砂の国』ですね。
リオル
熱砂の国……?なんだそれ?
フロイド
サメちゃん知らないの?
そういえば、熱砂の国ってラッコちゃんとウミヘビくんの故郷だっけ?
そういえば、熱砂の国ってラッコちゃんとウミヘビくんの故郷だっけ?
リオル
ラッコちゃん?
ウミヘビくん?
ウミヘビくん?
ジェイド
スカラビア寮長のカリムさんと副寮長のジャミルさんのことです。
リオル
スカラビア……か
静寂に包まれた部屋に、次の目的地の名が落とされる。スカラビア――そこには何が待っているのか。
to be continued






