ガタン ゴトン
腕に巻かれている時計を確認すると、
時刻は午後11時を回っている。
おかげで人は数人しか見当たらず、少しだらけられる。
夢野うき
私は東京都内の会社に就職している女、夢野うき(23)
今日は仕事のミスがあって残業を課せられてしまった。
夢野うき
夢野うき
俗に言う「生理的に無理なおじさん」が私の言う”おじ部長”。
体臭が臭いから生理的に受け付けない。
性格がキツイのに可愛い子にはメロメロで、
私は仕事ができなくて鈍臭いから目をつけられている。
夢野うき
夢野うき
〜まもなく⚫️✖︎駅〜
夢野うき
早いなーと思いつつ置いていた鞄を肩にかけ、
降りる準備をした。
プーッ
ードアが開きますー
夢野うき
電車を降りた瞬間、
冬の寒さに襲われる。
見慣れた駅の表札に目を向けると、
今一番逢いたかった人が腕を組んで柱の前に立っていた。
夢野うき
タッタッタ
思わず駆け出して彼の胸に飛び込んだ。
夢野うき
ロー
ロー
そう冷たく言い放つ彼は
私の頭にチョップした。
夢野うき
夢野うき
ロー
10年後ならいいのかよ。と思いつつ
早足で先に行ってしまう彼の手を握った。
夢野うき
ロー
この男はトラファルガー・ロー(29)
果てしなくかっこよく、果てしなくクールだ。
夢野うき
ロー
夢野うき
夢野うき
ロー
夢野うき
夢野うき
ロー
夢野うき
こんな他愛のない話が楽しい。
それは、相手があなただからだと思うんだ。
夢野うき
ロー
夢野うき
ロー
ローの作る料理は格別に美味しい。
学生時代のサンジくんを思い出すほどだ。
夢野うき
夢野うき
ロー
とは言いつつ、作ってからのお楽しみと言いたいんだろう。
夢野うき
ロー
夢野うき
ロー
嘘じゃん。頰膨らんでるじゃん。
夢野うき
ロー
夢野うき
夢野うき
ロー
うきが上目遣いでローを見つめる。
ローは不意打ちに弱い男だ。
もちろん今のも結構心にきた。
夢野うき
ロー
この男、ロー先生は
都内でも有名な総合病院の内科医である。
夢野うき
ロー
彼は元養護教員だが、
そこから医者へと這い上るのは並の努力では足らないだろう。
夢野うき
夢野うき
ロー
夢野うき
ローが笑う時は大体何か見透かされた時だ。
ロー
ロー
夢野うき
ローがうきの頭を撫でてくる。
....急に優しくしないでほしい。
夢野うき
ロー
夢野うき
ローが「俺に隠し事をするな」
と言ったきたが濁した。
こんな気持ち、知られたくないからね。
夢野うき
ドサッとソファに倒れこむ。
ロー
ここは5年前に住むと決めた
2人だけの家。
今はここで先生と同棲している。
夢野うき
ロー
ロー
うきの表情がパァッ!と明るくなる。
夢野うき
夢野うき
ロー
台所からリビングまでの距離を兼ねて大きめの声で話す。
夢野うき
夢野うき
ロー
ロー
夢野うき
肉じゃがといえば
私が先生に始めて振る舞った料理だ。
夢野うき
夢野うき
懐かしい思い出を思い返しているうちに、
料理が完成した。
メインの肉じゃがに
大根の味噌汁、エビとレタスのサラダなど
豪勢に並べられた。
夢野うき
ロー
夢野うき
ロー
夢野うき
まずは肉じゃがから
夢野うき
夢野うき
ロー
ジャガイモのなんとも丁度いい柔らかさ、
味の濃さも完璧だ。
夢野うき
夢野うき
ロー
私は学生時代にサンジくんに料理を習ったことがあって
少しだけ腕はある。と思う
夢野うき
夢野うき
ロー
夢野うき
ロー
夢野うき
夢野うき
うきが俯いて手をもじもじさせていると
先生の足音が近づいてきて、
頰に温かい何かが触れて、
すぐに先生の唇だと分かった。
夢野うき
多分、今私の顔は真っ赤だと思う。
ロー
ロー
ロー
夢野うき
夢野うき
先生はキツイ性格に見えるけど、誰よりも優しいし
クールに見えるけど、誰よりも甘い人。
夢野うき
ロー
夢野うき
先生が急にお姫様抱っこをしてきたので、情けない声が出た。
もちろん先生はニヤリと笑っている。
先生は細いくせに筋肉があるから、
私を抱き上げるのは朝飯前なんだよなぁ。
夢野うき
ロー
夢野うき
私が頰を膨らませると、悪い悪いと謝ってきた。
先生は私を洗面所にゆっくり下ろした。
夢野うき
ロー
上着を脱ぎながら先生が答える
夢野うき
夢野うき
ロー
夢野うき
夢野うき
ロー
先生は御構い無しにカチャカチャとベルトを外す。
夢野うき
夢野うき
私の顔はもう真っ赤だ。
ロー
ロー
夢野うき
先生の腹筋はなんとも綺麗だ。
割れすぎてなくて、でも鍛えてるのは分かるくらい。
思わず見惚れてしまう。
夢野うき
夢野うき
ロー
バサッと勢いよく上着を脱いで、
着替えることだけに集中すれば恥ずかしくないだろうと
淡い期待を膨らませたのがいけなかった。
夢野うき
思わず声が漏れた。
夢野うき
鏡ごしにローがパンツを脱ぐのが見えてしまったのだ。
それはもう大そうなモノをお持ちで...
夢野うき
夢野うき
夢野うき
ロー
夢野うき
男性経験が少ない私からしたら、
今のは大事故だ。
ロー
先生が私のズボンに触れる。
夢野うき
夢野うき
ロー
そう言うと、
ロー先生は大人しくお風呂に入ってくれた。
夢野うき
私は胸元を手で隠しながらお風呂に浸かった。
夢野うき
ロー
そもそも、何で2人で入っているのかと言うと
昔、私が冗談で一緒に入りたいと言ったら強制的に入らされたからだ。
先生はベタベタする関係が嫌いだと思っていたし
絶対断るだろうと思って言ったのに...
夢野うき
今日の着替えは想定外だった。
ロー
夢野うき
ロー
先生がニヤリと笑う。
身体を洗う。というのは
先生の身体を洗うという罰ゲームだ。
いつのまにか罰ゲームじゃなくて
普通に定着していっているのだが....
夢野うき
ロー
夢野うき
ついムキになってしまい
罰ゲームを免れることができなくなった.....
コメント
13件
ロー先生と一緒にお風呂、、考えるだけでキュンキュン💘です。 続きも楽しみにしてます!頑張って下さい😆
ロー先生とサボくんに狙われてます💖の続編です!ぜひそちらを読んでから本編をご覧ください✨ フォロワー様100人突破記念で投稿開始させていただきます。