求められた貴女

会議室に連れてこられた私たちは

ただ会議室にいる一応…仲間の姿を

眺めることしかできなかった

ふっかは仲間の姿を見ながら

首を気にしていた。

「「副司令官！？」」

「首失礼するぞ」

社長の顔が

私たちの首に近づいた。

その瞬間

ふっかの目が赤く染まり

牙が生えたように見えた。

それを合図に、

全身に激痛が走り

視界が広くなった

「「あべちゃんの薬品！」」

ふっかは水の入ったペットボトルを渡した

これを読んでるって事は噛まれたな！？ 痛かった？大丈夫？？ これを何滴か入れて、薄めて飲んでね。 薬品自体は紫だから、入れた瞬間びっくりしないでね笑 お互いに軽く噛み合って痛みを感じたら効果あるよ！ 感じなかったらまた数滴入れて。 飲んだら鞄の奥深くにしまっておいて！ 頑張って！ by阿部

薬品を2、3滴

水に垂らしてゴクッと飲み干す。

カプッと噛み付くと

視界が狭くなった。

数時間後

ものすごく嫌な予感がした

クオーレが取り出したのは

そこには

Snow Magicの証明写真

仲間と離れたとはいえ

完璧に裏切ったわけではない

ふっかの前には

ラウール 康二 めめ さっくん

の写真が並べられた。

綺麗に頭を撃ち抜いた

と、拳銃を渡してきた

私の前には

翔太 あべちゃん 照 舘様

証明写真だからみんな真面目な顔

と、地下室から私たちを追い出した

仲間だけど

撃ち抜くのは辛かった

・マジー 鬼 副司令官 Snow Magicには敵わない強い力を持つ

・アニマ 司令官 Snow Magicを嫌う

・クオーレ マジー アニマの部下であり、煌莉たちの上司

・社長 最大の敵