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💛🐹
静玖 セツナ
💛🐹の琥珀が私を捉える。 数秒間沈黙が続き、はたと気づいた私は目を逸らした。
いじめっ子
いじめっ子
💛🐹は❤️🐶と並んで、このクラスの王子様のような立ち位置にある。
そのためかたくさんの女子に色目を使われていた。
静玖 セツナ
静玖 セツナ
夕暮れ時に待ち受ける、拷問と大差ない時間。
それが今日も、やってくるのだ。
いじめっ子
静玖 セツナ
放課後、予想通り呼び出された私は屋上にいた。 そこには、「彼女」がいた。
私は極限まで縮こまった喉をふるわせて、微かな声でそう言った。
いじめっ子
静玖 セツナ
静玖 セツナ
いじめっ子
いじめっ子
静玖 セツナ
今更何を、と私の頭の中は疑問符で満たされていった。
だが、その直後__
振り向け
私の本能は、そう告げた。
静玖 セツナ
いじめっ子
私の足元からたった数cmだけずれた所に、鉄パイプが突き刺さるような勢いで振り下ろされた。
静玖 セツナ
静玖 セツナ
いじめっ子
嘲笑うような、高揚したような声が響く。
静玖 セツナ
静玖 セツナ
静玖 セツナ
静玖 セツナ
いじめっ子
その瞬間、声は高揚から嫌悪へと転落した。
静玖 セツナ
静玖 セツナ
いじめっ子
いじめっ子
その後も彼らはずっと私で遊び続けていたと思う。
先生が来て、怒られるまで。
目を覚ました時には、すでに上弦の月が空高く昇っていた。
静玖 セツナ
静玖 セツナ
静玖 セツナ
静玖 セツナ
私は警備員の目を掻い潜り、外に出た。
女性
男性
ある者はスイーツを片手に歩き、ある者は楽しげに電話している。
静玖 セツナ
静玖 セツナ
静玖 セツナ
私は気付けば、そう願っていた。今までにないほど強く。
本当は私だって、家に帰ったらご飯を食べたかった。 お風呂に入りたかった。
私は近くのベンチに腰掛け、そのまま眠ってしまった。
気がついたら1時間が経過していた。
静玖 セツナ
静玖 セツナ
私は『自由』に向けた決断をした。 それはあまりにも大きく、体は少しずつしか動かなかったが、 それでも私は夢を掴めそうな気がしていた。
夜の7時半過ぎ、人気のない公園でペンを手に取る。
静玖 セツナ
それは数少ない宝物であり、『独裁』の象徴でもあった。
拝啓 拾ってくださったあなたへ
あなたがこの手紙を読んでいる時、私は既に消えているでしょう。
そこであなたにひとつ頼みがあります。
この手紙を幸雫高校に届けて欲しいのです。
住所を調べたいときは「ゆきだ」と入力するようにしてください。
よく読みを間違えられるので。
ここから下は読んでも読まなくても結構です。
ほとんどの方にとっては読まない方が幸せなことだと思いますが。
私は世間にとっての
そこまで書き、私は手を止めた。
静玖 セツナ
すべての覚悟を決め、私は足音のする方を振り向く
???