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あれは音楽祭当日のことだ
親友
親友
佐々木カイ
佐々木カイ
親友
親友
佐々木カイ
その人は僕にとっては唯一の親友だった
気さくで面白い物好きでおふざけで周りを笑わせて自分でも笑って
調子がよくて俺を親友と呼んでくれた唯一の存在
誕生日も近くて自然と一緒にいることが多かった
親友
佐々木カイ
親友
佐々木カイ
親友
佐々木カイ
親友
そんな些細なことでも親友は笑っていた
意外と笑いの沸点は低くずっと笑ってるようなやつだった
親友
親友
佐々木カイ
佐々木カイ
親友
親友
佐々木カイ
親友
親友
親友
佐々木カイ
佐々木カイ
親友
親友
親友
佐々木カイ
親友
佐々木カイ
親友
佐々木カイ
佐々木カイ
ドンッ(誰かとぶつかる
佐々木カイ
天鷲燈莉
親友
佐々木カイ
佐々木カイ
そういい残し僕は親友の隣に立った
佐々木カイ
親友
そしてしばらくしたら音楽祭は始まり僕も親友もテンションが上がった
一緒に笑顔で声援を送ってペンライトを振っていた
会場の熱も最高潮まで上がり最高な気分だった
そして粟島弦馬の歌を聞いたとききっとこの人はすごく有名になるだろうなと思った
その時が来るまでは…
バキッ!
佐々木カイ
親友
佐々木カイ
親友
佐々木カイ
ドンッ(カイが突き飛ばされる
佐々木カイ
ガシャーン!
佐々木カイ
佐々木カイ
佐々木カイ
親友
佐々木カイ
親友
親友
親友
その後僕は警備員に抱えられて親友を残し会場を後にすることになった
そして僕が次に見たのは爆発で燃え上がる音楽祭の会場だった
僕はどうやって家に戻ったかなんて覚えてない
覚えてるのは親友の母親が泣き崩れる姿と何度も頭を下げる僕の両親の姿だった
ドカッ(お腹を蹴られる音
佐々木カイ
家族(使い回し)
佐々木カイ
ゲシッ(蹴られる音
佐々木カイ
佐々木カイ
家族(使い回し)
家族(使い回し)
パシーン(顔を平手打ちされる
佐々木カイ
家族(使い回し)
家族(使い回し)
家族は僕に暴力を振るい続けた
人の命をなんだと思ってるって言われ続けた
僕だって見殺しにしたくなかったって言葉すら言わせてくれない
もう僕を理解してくれる人はどこにもいないんだ
そう思っていた、あの人に会うまでは
コメント
9件
両親の人は人の話少しくらい聞いた方がいいと思うんよなー もう少し事情聞いてからそうゆうのした方がいいと思うんよ偶然のことでそこまで攻める必要あるか? カイさんかわいそすそすそす
カイくんの両親何がしたいんねん……
うわぁ…事故とかそういうのはただ偶然起こることなのに..