誰にでも言えないことがあったと思う。 私は高3のあの春、先生に恋をした。
先生は優しくて、 こんな私を責めないで、いつも優しい言葉で褒めてくれた。
先生は私のことを忘れてしまったかな。 それとも今でも覚えててくれてるのかな。
あの時に"好き"と伝えられていたら どれだけこの気持ちが楽だろう。
もう会えない、好きだった人…。
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優奈
愛花
未来先生
未来先生
未来先生
優奈
愛花
最初は興味なんてこれぽっちもなかった。 むしろ元気な先生で、少し嫌いな先生だった。
優奈
未来先生
優奈
広樹
未来先生
広樹
けど、1回目の体育の授業以来、 私は先生に興味を持ち出した。
未来先生
未来先生
未来先生
未来先生
優奈
広樹
夢菜
広樹
事件は突然起こった。
広樹
愛花
相手のチームからのボールに気づかず 目にボールが当たってしまった。
未来先生
先生は私に気づいて 思いっきり私のところに駆けつけてきた。
未来先生
愛花
未来先生
未来先生
愛花
愛花
授業が終わったあとも先生は私を気遣ってくれて、家に帰っても先生は電話をしてきた程だった。
私はこの日から先生を好きになった。 優しく、たまに男らしいところを見せてくれる先生を。
広樹
愛花
この時から男子達の悪口は止まらなかった。でもそんなのを気にしてはだめだと思い、いつもネタとして心の中で受け止めていた。
広樹
広樹
日々言われる悪口に耐えるしかなかった。
愛花
広樹
愛花
こんなことで自分が傷ついてることがバカに思えてきて作り笑顔をする回数も増えてきた。
広樹
愛花
広樹
愛花
けど、毎日我慢できるかって言われたら我慢できる訳なくて。 私はとうとう不登校となってしまった。 毎日色々な仮病を作って、 先生やお母さんに迷惑をかけて。
部屋から出るのも怖くて、 必死に言い訳を作って 部屋からは一切出なかった。 出ようともしなかった。
愛花
コンコン
私の部屋のドアを音に乗せて叩く音が聞こえてきた。
愛花
愛花
未来先生
心配してくれたのか、 先生が私の部屋まできてくれたのだった。
未来先生
愛花
未来先生
いつもと違う雰囲気の先生だった。 喋り方からして、とても心配しているような感じだった。 優しい言葉遣いだった。
愛花
未来先生
未来先生
愛花
未来先生
未来先生
未来先生
愛花
未来先生
未来先生
愛花
先生がここまでしてくれることに驚いた。 心まで包み込まれたような気持ちだった。
未来先生
学校に行くのは怖いが、 先生には迷惑をかけれない。
愛花
私にいち早く気づいてくれたのは先生だった。
未来先生
愛花
未来先生
愛花
改めて思った。 先生は本当に優しい人なんだって。
広樹
愛花
席に着くと広樹が私に向かって謝ってきた。顔にはクマがついていた。
愛花
広樹
愛花
広樹
広樹
愛花
愛花
愛花
広樹
愛花
愛花
広樹
愛花
広樹
愛花
広樹
愛花
広樹
愛花
広樹
今広樹が1番辛い人だろうから 広樹を精一杯笑顔にしてあげたいと心からそう思った。
愛花
未来先生
愛花
愛花
未来先生
未来先生
愛花
未来先生
未来先生
未来先生
未来先生
"もうすぐ学校も終わる" そうだった、 もう3月だ。
私が学校を休んでるうちに月は黙々と進んでいっていたんだ。
不登校になると日付感覚もおかしくなるもんだなと思った。
この時間が止まればいいのにって 何度思ったことだろうか。
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そして時は流れ、 もう今日は卒業の日。
もう触らないだろう机に、 もう見ることない黒板に 懐かしく思う。
黒板がシアターのように 高3での思い出が流れているようだった。
未来先生
未来先生
この気持ちは言えないで終わるのかな。 せめて、先生に "好き"というたった2文字を伝えたかった。
心にぽっかりと穴が空いたようだった。 言葉を発することにこんなにも苦痛だと 感じたことはなかった。
みんなの涙が明日を照らしているような感じだった。
{追記} 適当に書いたのかと思われるかもしれませんが、このストーリーは時間との戦いで書きました。なので下手かもしれませんが それはご了承ください🙏
コメント
3件
言葉選びとか、話の進め方とかめっちゃ好き、、 先生に恋するって絶対辛いよね、
そりゃ、恋するわなぁ、