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・・・・・?

気絶していた剛が、目を覚ました。

サキ

剛、気が付いた?

剛は、ようやく気が付いたようだ。

自分が痛みのせいで気を失っていたことを・・・・・。

サキ・・・?どうして

サキ

ねぇ、剛、キスして!

えっ?

サキさんは、剛に抱きついた。

なんて、積極的な人・・・。

サキ

そうすれば、呪いは、解けるって、あのルキアって人が言ってたの

その指輪・・・・

サキ

わたしがはめた方が、解けるからって、くれたの。
あの人の気持ちって、その程度だったんだね

・・・・

そうなんだ。

サキ

だから、キスしよう?

ルキアは、どこにいったんだ!

サキ

知らないわよ!さよならって、言ってたしね

教えろ!どこに行ったんだ!

サキ

だから、知らないってば!

・・・・・

その頃・・・・

戻ってきてくれたんだね

東城さんの元へとたどり着いたルキアさん。

ルキア

・・・行きましょう

坂本

えっ?ルキアさんが、いなくなった?

その夜、みんなが帰ってきた。

長野

何があったんだ剛、説明して?

ルキアがサキに渡した指輪は偽物だ。

剛は、いつのまにかサキさんを無理やり帰していた。

坂本

なんで、わかるの?

俺の指輪抜けねぇから

坂本

・・・・

それにここ最近痛みは和らいできていて・・・彼女はもしかしたら・・・・

ルキアさん、大丈夫?

なぜか東城さんは、心配してくれている。

ルキア

・・大丈夫だ

その指輪に、力をためているんじゃないかって・・・・

長野

剛、冴えてるね・・・

俺が、痛みで苦しむ度に、あいつの指輪に力が溜め込まれてる・・・・そんな気がするんだ。

でも何かの衝撃で、彼女の体にいつか影響が出る・・・・

それが、彼女の本来の力?

カイト

ご名答。やはり俺たちと関わっただけあるねー

そこに現れたのは、あのカイトって青年。

坂本

カイトさん・・・・?

長野

カイトさん、一体何をしようとしてるんですか?

長野君は、問い詰める。

坂本

俺たちを、苦しめようとして楽しんでいるようにしか見えないんですけど?

カイト

言っただろ?これは、ゲームだと

ルキアを・・・ルキアを、助けなきゃ・・・・

痛むからだで、起きようとする剛・・・・

長野

剛、無茶しちゃダメだ。

あいつ、なにも言わないから・・・・

長野

とにかく、お前は戻れ・・・少しでも体休めなきゃ。

坂本

どうする、長野。ルキアさんの場所、わかるのか?

長野

健から、メールきたんだ。

いのっち

剛、大丈夫か?

坂本

井ノ原。

いのっち

ルキアさん、あの東城って人とどこかいったみたいなんだ。もう、俺たちに・・・いや、剛に・・・会わないつもりでいるのかもって。

長野

一体なにをしようとしてるんだ。

その頃、ルキアさんを人目のつかない場所へ連れて行こうとしている東城さん。

ルキア

・・・・東城さん・・・あなたは

・・・・・

ルキア

あんたはわたしが、好きなんじゃない。この指輪をもらいに来たんだろ?

長野

ルキアさんが、東城さんと電車に乗るのを健が、見てたらしいんだ。

坂本

健は、ふたりを追いかけてるってこと?

長野

二人がどこか人目のつかないところに行くんじゃないかって、健はメールいれてきて・・・・

坂本

・・・・・

井ノ原君、俺も連れていってよ!

いのっち

ダメだ。そんな体のお前を連れていけないよ

ルキアを、助けたいんだ。

いのっち

・・・・剛・・・

彼女は、もう力を使えるようになってる。けどその力は、ここで使うものじゃない

長野

剛・・・

彼女をただ、助けたいだけなんだ

坂本

その気持ちだけで、充分だ。よし、行こう

ルキア

あんたが普通の人間じゃないことくらい、ずーっと気付いてた。そんなのお見通しだよ。

フフフ。さすがだね

ルキア

どうせ、カイトの送った刺客だ。

いまなら、その指輪に力がたまってるんじゃないかってね。

ルキア

あんたの望み通りこの指輪に力は宿ってるよ

もし、彼女たちの持つ力がなくなったらどうなるんだろうね

岡田

・・・・

僕は、そのとき岡田と電話をしていた。

それってさ、アニメの話のように普通の人間として、生きていけるのかな

岡田

そんなの考えたくないわ・・・。

・・・いつの間に・・・

いつのまにか後ろにいた岡田。

岡田

・・・彼女は、彼女なりに解決しようとしてるんやないかな・・・剛君のために

・・・・・・

いつもなにも言わないけど・・・いや、その場にいないのに妙に説得力ある。

ゲームの世界好きだもんなぁ~。

ルキア

こんな力、さっさと持っていけよ!

フフフ、そうしてやろう

サキ

行かないで!

サキ・・・どうしてここに

突然現れた女性。

坂本

えっ?誰?

井ノ原君は、戸惑っている。

サキ

剛は、永遠に私のものなんだから!

体が動かない・・・・

サキ・・・、なんで、なんでお前がこんな力を・・・・

なぜか人間が、持っているはずがない力をサキさんは持ってる?

いのっち

彼女が、サキさん?

井ノ原君は、印象と違う彼女に驚いている。

あれ?おかしいなーみんなに、通じない・・・

そして僕は、改めてみんなに電話をしていて。

長野

まさか、サキさんも、操られてる?

この目は・・・健や、ミミさんが操られているときと、同じ目だ。

長野君は、とっさにそう思った。

ブーブー

携帯がぶるっている。

だけどみんな動けずにいて

長野

もしもし?坂本君どうしたの?みんなと連絡取れないの?

坂本

それが、こっちも取り込み中で・・・・

坂本君は、なぜか術に掛かっていなかった。

サキ

渡せ!指輪を!

坂本

健!どこにいるんだ!

ごめん。ふたりを見失っちゃって・・・いまね、岡田といるんだけど・・・

坂本

・・・・

剛と井ノ原君に通じないのはなんで?長野君も通じなくて、坂本君に通じたのやっと!ねぇ、たすけてよ!助けに来てくれるんじゃないの?囲まれたんだけど・・・😨😭

坂本

そうしようと、思ったんだけど・・・

俺以外は、バリアの中にいて・・・・

と、説明しようとしているが、健は、涙声で訴えてくる。

坂本

囲まれた?誰に

でも、なんか見たことあるような?

坂本

ったく、なにわけわからないことを・・・

こっちだって、助けてほしいのに

イナン

健!

えっ?イナン?

イナン

この人は、わたしの味方よ。下がっていて。ジョー、覚えているでしょ?

ジョー

ハイ、そうでしたね。

ジョーさん?イナン?どうしてここに。

イナン

盗まれたのよ。大切な秘宝が。

秘宝?

僕は、坂本君に電話をしているのを忘れてイナンたちと会話していた。

坂本

もしもし?健?

イナン

健、ルキアが、ここにきたのよね?

うん。ルキアさんだけじゃないよ。

坂本

・・・・。健?誰と話してるんだ?

坂本君の声はもはや届いていなくて、本当に、電話を忘れている僕。

イナン

他にもきたの?

うん・・・2、3人・・・

坂本

オイ!誰と話してるんだ、健!

ビクッ

大きな声を出したため、一瞬の隙ができて、

長野

あっ!体が動く!

いのっち

さすが、坂本君って、あれ?いない

なぜか外に掘り出された坂本君。

えっ?坂本君?

坂本

健・・・・えっ?イナンさんまでやってきた?

イナン

ごめんなさい。へんなことに巻き込んで・・・あなただけが、バリアから離れていたから呼び出すことが出来たのです

・・・・・

イナンさんに、これまでのいきさつを説明して、イナンもなぜここに来たか説明してくれた。

坂本

盗まれた秘宝って、まさか

指輪のこと?

イナン

カイトが、悪用したのね

坂本

呪いの指輪って言って、剛の指にはめたのと、ルキアさんの指にはめた指輪。

ルキアさんは、どこにいるかわからなくなっちゃったし。ねぇ、イナン、本当に呪いを解かないと剛は、死んじゃうの?

イナン

私にもわからないわ。クリスタルと、同様、人の心によって、指輪の力は変わるのよ。それが普通の人間ならどうなるかなんてわからない

とにかく、助ける方法を、考えようよ!長野君と井ノ原君も助けなきゃ

その頃指輪を渡そうとしているルキアさんは、なぜか泣いていて・・・

ルキア

・・・・・

お前、なぜ泣いている。あの地球の男を好きになったと言うのか?レンに似ているから好きなのか?

ルキア

わからない

わからないだと?

同じ頃、サキさんが剛に抱きつきながら言う。

サキ

ねぇ?剛、あなたまだわたしのこと好きなんでしょう?

いのっち

・・・あの二人、俺らのこと忘れてない?

井ノ原君は、気が気じゃない。

長野

ちがうよ。わざとだ。わざと

長野君は、冷静だ。

その頃、

ルキア

わからない・・・。でも、苦しいんだ。あいつが元カノといるだけで苦しいんだ。

ルキアさんは、涙を流し続けた。

いのっち

なんかさぁー。なんにもできないのがむなしいね

長野

・・・・たしかに。

長野君と井ノ原君は、ただただ二人の様子を見ていることしかできなかった。

サキ

剛!なんとか言いなさいよ!

サキ、ごめん、俺・・・・

守らなきゃいけないやつが、いるんだ。

剛は、そう、思っていた。

イナン

あっ!

イナンが、なにかを感じたみたいで・・・

イナン?なにか、感じたの?

イナン

指輪が、反応しているわ。とても、強く・・・・

長野

反応してる

いのっち

えっ?

長野君は、剛の指輪が、光っているのを目にした。

坂本

これは、もしかして、二人の気持ちに反応してるとか?

めずらしく坂本君が、冗談混じりに言った。 冗談なのか?

イナン

坂本さん、その通りよ

坂本

へっ?

岡田

さすが、坂本君!

イナン

このままふたりが、同じ気持ちでいてくれたら・・・・。バリアが解けるかもしれません。

いのっち

ここにいるだけしかできないなんて複雑すぎる

長野

・・・・

イナン

・・・岡田さんは?

あー、あいつさっきまでいたのに・・・。まさか先に行ったのか?きっと、シェアハウスに入れなくて、しょげてるかもね 。先走りすぎだよ

イナン

フフ、みなさんを助けにいかなきゃ!

いのっち

ちょっとずつ、動けるようになってきたね

長野

呪いが解け始めているのかも。ほら、こういうのって【心】が、通じ始めたら、解けるって言うでしょ?

いのっち

言わないよ

長野

言わなくても、あの指輪ならそう思うだろ?

いのっち

長野君の言葉は、説得力ありすぎるよ。なんか、そう思えてきた

・・・サキ、俺・・・・

サキ

剛!

は、はい

←思わず返事。

サキ

あんな女ことなんか忘れて!その指輪も外して!こっちに、よこしなさいよ!そんなのがあるから、あなたは、苦しまなきゃならないんでしょ?あの女がここにきたから・・・・

ちがうよ。最初は、そう思っていたけど・・・・・、俺は本気で・・・・

あの男は、お前のことを思ってなどいない。ただの人間だろ?

ルキア

今の私には、あいつが必要なの。もう、力なんていらないよ。あんたに、この指輪くれてやるから、あいつに会わせて。

俺は、ルキアに会いたい。いまは、会いたいんだ

ルキア

・・わたし、剛に会いたい・・・・

二人が同時に同じ言葉を言ったとたん、指輪は光り出した。

ルキアの指輪も光り出した。

サキ

キャー

うわぁー

サキと、東城って人は

その光りに弾き飛ばされた。

そして、その光りのなかから現れたのは・・・・

ルキア

剛・・・・

ルキア?

ルキア

な・・なんでここに?

そ、そっちこそ

ルキアは、泣いている。

なんで、泣いているんだ?

ルキア

な、泣いてなんていないよ!見るなよ!!

やったぁ!大成功!

イナン

そうみたいね。

ルキア、無事で良かった。

剛は、素直にルキアを抱き締めた。

ルキア

な、なにするんだよ!み、みんな見てる!

俺は、会いたかったんだルキアに。いますぐ会いたかった

ルキア

・・・・・わたしも、会いたかった・・・・

ふたりは、気持ちが通じたのか、なにも苦痛を感じなくなったみたいだ。

それどころか指輪は、二人の指からいつのまにか消えてなくなっていた。

長野

これってさ!【ゲームクリア】ってことだよね?

坂本

な、なんだったんだ?この緊張した時間は・・・・

サキ

な、なによそれ!馬鹿馬鹿しいわ!

・・・・・・

サキ

いくわよ!

は、はい

なぜか東城は、サキさんについていった。

えっ?もしかしてあの二人って・・・・

そう、サキさんも送られた刺客が化けていたらしい。

いのっち

そりゃあ、男女に化けれる人達だもんね。納得だわ

と、井ノ原君

カイト

ルキア、終了だ

V6

カイトさん・・・・

6人はまた、急にカイトさんが現れたことにびっくり。

カイト

ルキア、お前がその地球人のことを、そして地球人、お前がルキアのことを心から思った。

・・・ルキアに、会いたいって思ったんだ

剛は、正直な気持ちを言う。

ルキア

わたしもただ、剛に会いたかった

2人はそう言ってお互いを見た。

心からふたりが同じことを思った・・!だから、二人を引き合わせたんだね!

僕は、素直に言った。

カイト

ルキア、今夜には帰る準備をしておけ

ルキア

えっ?

カイト

タイムリミットは、夜中の12時。

夜中の12時に迎えに来るなんて、まるでシンデレラじゃん!

健は、興奮している。

坂本

あの二人のために、パーティーでも開いてやりますか

坂本君は、長野君に耳打ちした。

長野君

そうだね。そうしようか。

パーティーの、始まり始まりー

V6 不思議な船旅2 ルキアさんとの再会

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