伊東 善
伊東 善
栗原 紬希
伊東 善
伊東 善
伊東 善
伊東 善
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 紬希
伊東 善
入学式の日の朝。
伊東 善
行きたくない
伊東 善
周りを見ると新1年生になるであろう生徒たちが親と楽しそうに歩いていた。
伊東 善
「ごめんな、善」
「父さん仕事忙しくて、入学式行けそうにないんだ」
伊東 善
伊東 善
善はカバンをぎゅっと握った。
伊東 善
世界に取り残されているみたい。
俺だけ、たった一人のようだ
伊東 善
その時、善は道の溝に気づかず、足を酷く捻ってしまった。
伊東 善
善は思わず道に倒れ込む。
伊東 善
伊東 善
ズキンッ、ズキンッ、ズキンッ……
伊東 善
立てないほどに、足首は酷く痛んでいた。
周りの生徒たちはチラチラと善の方を伺っている。
伊東 善
伊東 善
誰も助けてはくれない
周りの人たちは見て見ぬふりをして歩いていってしまった。
……いや、それとも俺のことは見えてないとか?
今日、友達でも親でも
隣に誰かいてくれたら助けてくれたのに
俺にはそんな人はいない__
伊東 善
善は溢れる涙が落ちないように必死に我慢した。
栗原 理仁
栗原 理仁
声がして、善は顔を上げた。
伊東 善
伊東 善
栗原 理仁
栗原 理仁
伊東 善
栗原 理仁
伊東 善
栗原 理仁
栗原 理仁
理仁は善の腕をグイッと引き寄せ、肩を貸した。
伊東 善
栗原 理仁
栗原 理仁
伊東 善
伊東 善
栗原 理仁
栗原 理仁
伊東 善
栗原 理仁
善は何故か胸がいっぱいになって泣きそうな顔を隠すように俯いた。
伊東 善
栗原 理仁
伊東 善
栗原 理仁
伊東 善
栗原 理仁
伊東 善
伊東 善
伊東 善
栗原 理仁
伊東 善
栗原 理仁
伊東 善
栗原 理仁
伊東 善
助けてくれたと思えば
関係ないなんて壁作って__
伊東 善
栗原 理仁
栗原 理仁
伊東 善
伊東 善
栗原 理仁
教師
キンと教師の怒鳴り声が職員室に響き渡る。
善と理仁が学校に着いた頃には入学式は終わっていた。
伊東 善
栗原 理仁
伊東 善
善は捻挫の処置が終わり、松葉杖を使ってその場に立っていた。
教師
教師
伊東 善
教師
伊東 善
教師
教師
伊東 善
栗原 理仁
伊東 善
栗原 理仁
伊東 善
伊東 善
栗原 理仁
伊東 善
栗原 理仁
伊東 善
教師
「「どうでもよくないわ!!」」と善と教師の声が被った。
数十分の説教の後、2人は職員室を後にした。
伊東 善
栗原 理仁
栗原 理仁
伊東 善
伊東 善
伊東 善
栗原 理仁
伊東 善
伊東 善
伊東 善
善は分かりやすく顔をニヤつかせた。
栗原 理仁
伊東 善
栗原 理仁
伊東 善
理仁の初めて見た笑顔にドキドキと胸が弾んでしまう。
俺の世界は俺1人だけだと思っていた。
1人は寂しいはずなのに他人を入れたくない。
そんな世界は俺1人で十分だと思っていたはずなのに
伊東 善
伊東 善
栗原 理仁
栗原 理仁
伊東 善
伊東 善
伊東 善
紬希は目をキラキラと輝かせた。
栗原 紬希
栗原 紬希
伊東 善
伊東 善
伊東 善
善は遠くを見つめて優しく微笑んでいた。
モヤッ……
栗原 紬希
栗原 紬希
伊東 善
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 紬希
紬希は海で溺れていた。
少し遠くの方で理仁も溺れている。
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 理仁
善は小さな船に乗っていた。
伊東 善
善くんともう1人ほどしか乗れない小さな船だった。
伊東 善
善は紬希のことを見向きもせず、理仁の方に向かって手を伸ばした。
栗原 紬希
紬希はゴポポ……と海の深くに溺れて行った。
栗原 紬希
紬希はバッと体を起こした。
栗原 紬希
紬希は深呼吸して呼吸を整えた。
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 紬希
ゾッと体が震え上がった。
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 紬希
栗原 紬希
何度そう思い込んでも、心のモヤが晴れることはなかった。
コメント
3件
今日も投稿お疲れ様です🍵溺れる夢で善君を助けたなんて…夢でも悲しいよね😭続き待ってます!
この夢に意味がありそうで怖いんだけど......💦💦💦💦 大丈夫かな....??怖すぎ....(;O;) でも面白い‼️本当にどれも神作✨️