TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

それから義勇は少しずつ変わった

以前のように 冷たく突き放すことはなくなり、

陽が話しかけると、小さく「そうだな」と返すようになった

言葉は少なくとも、その表情は どこか穏やかだった

そしてある日

義勇

少し付き合ってくれない?

陽に呼ばれ、静かな庭へと足を運んだ

月明かりの下、夜風に揺れる花々の中で 陽は微笑んでいた

義勇

……なんだ?

特に用はないよ

ただ一緒にいたいだけ

そう言って陽は義勇の袖をそっと引いた

ね、座って

義勇は少し戸惑いながらも、 隣に腰を下ろした

義勇は今幸せ?

突然の問いかけに、義勇は目を瞬かせる

義勇

……幸せ?

うん

義勇はしばらく黙ったまま考えた

昔は幸せなんて考えたこともなかった

大切な人は皆、自分を残していなくなった

幸せになってはいけないと ずっと思っていた

でも今は___ ___

隣に陽がいる

心を許せる人がいる

義勇

……ああ

義勇は不器用ながらも微かに微笑んだ

義勇

陽がいるから……幸せだ

陽は驚いたように義勇を見つめ、 それから嬉しそうに微笑んだ

そっか、よかった

そして小さく囁く

私も義勇と一緒にいると幸せだよ

ふわりと陽が義勇の肩に頭を預けた

義勇は驚きながらも、今度は躊躇わずに そっと陽の手を握った

義勇

もう離さない

その言葉に陽は微笑みながら そっと指を絡めた

夜風に花が揺れる中、二人の距離は、 もう何の隔たりもなかった

__ __君に触れるその日まで

それは、こんなにも温かかった

この作品はいかがでしたか?

608

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚