ましろ
Broooock
ましろ
きんとき
ましろ
ましろ
ましろ
きんとき
くそもぶいじめっこ
くそもぶいじめっこ
くそもぶいじめっこ
くそもぶいじめっこ
くそもぶいじめっこ
くそもぶいじめっこ
きんとき
くそもぶいじめっこ
くそもぶいじめっこ
くそもぶいじめっこ
くそもぶいじめっこ
きんとき
きんとき
こういう時裏切るのは頭おかしいだとか、男らしくないだとか
そんなこと言う奴がいふかもしれないがそんな奴に俺は一言言いたい
お前達だってきっとこんな思考になる
信用だとか、なんだとかより、まず自分だ
人間は自分が一番大事だ
自分以外の方が大事だという奴はそいつこそ偽善者だ
周りを信頼せず、自分の素をひた隠しにする
そんな姑息で卑怯な偽善者だ
…きっと事情を説明したら瑠樹だって理解してくれるはず
二人ともやられるよりかはどちらか一人だけが助かった方がいい
そっちの方が合理的ではある
きんとき
…俺は
悪いことなんてしてないんだから罪悪感なんて感じなくていいはずなのに
Broooock
きんとき
Broooock
きんとき
Broooock
きんとき
きんとき
Broooock
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
Broooock
きんとき
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
…俺は…どうしたらいい
…俺は彼に…俺は……
俺は…一体どうしたら
すでに時刻は8時を超えていた
家に…帰りたくなかった
とりあえず今は一人でいたかった
一人でじっくり悩む時間が欲しかった
彼は言ってくれた
自分は俺を裏切らないと
でも俺は…それと正反対の考えで… どうしたら、どうしたら、と俺は頭を抱える
何かから逃げるように俺は歩く
歩く
……歩く
歩いて、歩いて、歩き続けて
きんとき
気がつけば知らない場所にいた
来た道を帰ろうとするが呆然としながら歩き続けたため来た道が全然わからない
スマホを取り出すが圏外
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
瑠樹…
きんとき
虐め…
きんとき
裏切る
きんとき
あいつはどれだけ虐められてもいつも笑顔を浮かべ続けてくれた
でも…これ以上の虐めが起こるというのなら俺は君の前で笑顔を保てる自信がないよ……
頭に浮かぶのは瑠樹の笑顔
でもあの笑顔は虐めに遭った後で尚俺のために浮かべてくれた笑顔だ…
強い奴であり、同時に脆い
俺ら虐められっ子には下を向いて歩くことしかできない……
光が見えず闇だけしか見えない
いっそのことこの闇に染まるか?
いや駄目だ
闇に染まってしまったらそれは本当の意味で終わってしまう
…でもどうしたら、俺は…俺は……
そんな時だった
光……?
きんとき
そこは美しい光に包まれていて
でも来たことない場所ではなくて
瑠樹と誓いを交わした、あの二人だけの場所だった
きんとき
きんとき
裏切らないって__
Broooock
ハッっとして振り返る
Broooock
きんとき
Broooock
きんとき
Broooock
きんとき
きんとき
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
きんとき
きんとき
Broooock
Broooock
Broooock
きんとき
Broooock
きんとき
Broooock
きんとき
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
きんとき
そして俺は今までの全てを言った
Broooock
Broooock
きんとき
きんとき
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
きんとき
Broooock
Broooock
きんとき
と、次の瞬間
ギュッ…
俺は彼に抱きしめられていた
Broooock
きんとき
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
きんとき
そうして俺らは逃げた
虐めっ子、家族、学校、社会、何もかもから逃げ出したんだ
俺は彼さえいればなんとかなるってどんな事でも乗り超えれるってそう思ってたんだ
……でも、そんなに世界は甘くなくて
俺らを待っていたのは絶望そのものだった
まず住む場所がなかった
最初はホテルを利用していたが金がなくなっていき次第にはホテルに泊まれる余裕すらなくなった
そうして俺らは年齢を偽ってネカフェを利用するようになった
日中俺は働きに出かけ、瑠樹はアフィリエイトを駆使して稼いでいたが勿論長くは続かなかった
俺らは二人、つまり二人分の食費、宿泊費、その他もろもろ払わなくてはならない
一人分ならまだなんとかなったんだろうが二人分のため金はどんどんなくなっていった
そうしてある日、瑠樹が熱を出した
金はほとんどなくなりあと何日か泊まれる程度にしか残ってなかった
俺は彼を死なせたくなかった
だから戻ることにした
彼のため、俺は戻ることにした
そうして、そんな駆け落ちから数年が経過した……
きんとき
仕事が終わって帰路を辿る、時刻は6時を超えていた
きんとき
きんとき
あの日から俺は元の場所に戻り、また虐めを受けながらも頑張って学校に行き続けた
結果高校は卒業でき、勉強もそれなりにしていたから良い感じの就職場所も見つけた
それでその職場で数年働いているがまさかここまで残業が多いとは思わなかった
きんとき
きんとき
きんとき
きんとき
瞳を閉じると、彼の姿が浮かびあがった
彼は俺と駆け落ちしたときどんなに辛い状況でもどんなに自分の状態が悪くても大丈夫だよって笑い続けてくれたんだ
駆け落ちが数ヶ月間できた理由にはきっと彼の笑顔がある
彼の笑顔が無かったら
…きっと、もっと早くに頓挫していたと思う
瑠樹は俺にとっての
太陽だった
俺を明るく照らしてくれてそれで俺も温かいと感じて
赤嶺瑠樹という少年はそういう子だったんだ
その時のことを思い出すと自然と涙が出てくる
苦しかったけど、楽しかった
辛かったけど、笑っていた
俺らはずっと楽しく笑い合っていた
__もしも
俺らの生き様、人生を見ている人がいるのであれば、俺は問いたい
貴方には、
守りたい人はいますか?
そして貴方は
幸せですか?
…俺?…俺は……
きんとき
さっきの問いの返しをしよう
__俺は、俺はきっと
きんとき
中から美味しそうな匂いがする
俺はぽつりと言った
小さくも、されど彼には聞こえるであろう声量で…言ったんだ
きんとき
するとドタドタと慌ただしい音が聞こえて
Broooock
__きっと俺は
__誰よりも幸せなんだと思う。
ましろ
きんとき
ましろ
Broooock
ましろ
ましろ
ましろ
ましろ
ましろ
ましろ
ましろ
ましろ
コメント
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brさんが最後までknさんのことを君って言って名前で呼ばなかったから何かあるのか…?って思ってたら私の癖である深読みしすぎなだけだったw
最高でした! …なんとも言えない…くらい…
いじめっ子たちどうなったんやろw