テラーノベル
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テスト前日なので、授業は午前で終わる
授業って言ってもテスト前は ほとんどの時間が自習になる
4時間目の社会も自習だったけど3時間 目までとは違ったのは先生がいないこと
担当の先生がお休みになったらしい
ところどころでお喋りの声がする 教室で私はrnの席に向かう
et
et
rn
申し訳なさそうにしたrnに首を振る
そして斜め後ろの席にいる urを振り返った
rn
rn
et
ur
嘘だ!今、寝る体制だったじゃん!
ur
机の中から数学の教材を取り出したurは 席をたって私の席の方に行ってしまった
ur.....普通だったな.....
いいのかなぁ....と思いつつ せっかなので甘えることにする
et
rn
私の前に座る子はちょうど友達の元へ 出向いておしゃべりをしていた
urはその空席へ座った
後ろを向く形で私の席に教材を広げてる
ur
et
ur
爽やかな笑顔に似つかない 何とも体育会系らしいセリフ
その言葉の通りurの授業はハードだった
ur
ur
練習問題に丸をつけて urがにっこりと笑う
ur
et
あとで写させてもらおっと
ノートをカバンにしまった時 ちょうどチャイムがなった
終礼を終えみんなが出ていくのを 横目に教室に残っていると
yan
呼ばれて顔を上げると険しい顔を したyanくんが立っていた
yan
今だったら勝手に手を引くとこなのに yanくんが私に触れることはなかった
どうしたの?一体何があったの.....?
不思議に思いながらも 慌ててyanくんの背中を追った
yanくんが足を止めたのは 人気のない校舎裏だった
ここに辿り着くまでに何度か 声をかけたけど彼は振り返らなかった
そして、不安は大きくなるばかり
ジャリ、と砂と靴の擦れる音がして ようやく彼の目がこちらを向いた
yan
et
い、今、なんて?
首を傾げた私にyanくんが再び口を開く
yan
いつもよりきつく冷たい口調
じめじめとした生ぬるい風が吹く
言葉の意味がよく理解 できなくて息を止めた
et
yan
et
待って、何言ってるの、yanくん
naさんと何かあったんじゃないの?
et
yan
談話室でって.....yanくん見てたの?
et
yan
まっすぐな目で見つめられ逃げたくなる
yanくんとnaさんの再会が嫌だった
そんなふうに思う自分が苦しかった
初めて恋を自覚したのと同時に 終わりが見えたことがつらかった
そんなこと、言えないよ
et
嘘だよ
yanくんの存在は私のど真ん中にあるよ
大切、だから......ごめん、言えないんだ
yanくんへの想いは知らないうちに こんなにも大きく育っていたんだね
et
et
yan
et
喉の奥が熱い
油断したらすぐに涙が溢れてきそう
et
et
yanくんの顔みられないや
それでも早口で捲し立てるように飛び出 す言葉を私は止めることができなかった
et
et
姿を消したnaさんに私を重ね 存在を確かめていた
yanくんが怯えていたのは"失う"こと
失ったものを取り戻したyanくんに きっともう私は必要ない
et
言い終える前に腕が引かれる
その瞬間は永遠のようにも 一瞬のようにも感じられた
見開いた目が映すのは 切なく揺れるyanくんの黒い瞳
唇に感じる熱は yanくんと私のどっちの?
yan
息がかかる距離で 掠れた声が切なげに言う
yan
びっくりして私はその場から走り出す
走りながら重なった唇に そっと手を当てた
et
太陽が立ち尽くす私を 容赦なく照らしつける
何でキスしたの?
どうしてあんなに怖い顔をしてたの?
yanくんが何を考えているのか わかんないよ......。
yan
et
ur
yan
ur
ur
yan
ur
ur
yanがその気なら俺がもらう
yan
ur
ur
ur
ur
yan
ur
yan
私がさった後そんなことが 繰り広げられていたなんて
当の私は知るよしもなかったんだ
コメント
5件
uretもい~よな~!! yan裙アピール頑張れ~!! ほんと書くの上手くて尊敬!! (何回も言ってる気がする、、 続き楽しみにしてる!!
1日2回も投稿されてて嬉しい!!💞 yan裙キスした!? きゅんきゅんしながら読ませてもらってます!!💖