ゆき視点
ゆき
気がつけば、血まみれの世界に立っていた。
誰かの叫ぶ声。 誰かの泣く声。 誰かの狂った声………
苦しみの声が、いくつも聞こえる。
ココ
ココがいる。
嗚呼、助けて欲しい。
助けて、ココ………
ゆき
振り返ったココは、感情がないような顔をしていた。
ココ
ココ
ココは小さく嗚咽を漏らした。
ココ
ゆき
ココ
私に向けて、何かを放つ。
ココ
ゆき
クラリ、と体が倒れる感覚。
一瞬のうちに、目の前が真っ暗になった。
ゆき
目を覚ますと、真っ白な天井が見えた。
さっきのは夢………?
ゆき
ドラ
後ろから声がした。
驚いて後ろを振り返ると、男の子がいた。
ゆき
ドラ
ドラ、と名乗る男の子はクスッと笑う。
ドラ
ゆき
聞き慣れない言葉に、首を傾げる。
ドラ
ドラ
ゆき
何で知っている?
思わず体を強張らせる。
ドラ
ドラ
ゆき
ゆき
つい、間抜けな声が出た。
ドラ
ゆき
ゆき
ゆき
ドラ
ドラはどんな質問にも淡々と答える。
ドラ
ゆき
ドラ
楽しそうに、ドラは歩き始めた。
私は、それに急いで着いて行った、、
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