午前4時
瑠華
ハァ…ハァ…(全力で走っている)
瑠華
(とにかく…遠くに行かないと…)
大先生
スー…(近くで煙草を吸っている)
大先生
…ん…?(足音に気付いて見回す)
瑠華
…!(大先生に気付いて足を止める)
大先生
あ…(見つける)え…?こんな時間に子供…?
瑠華
……(少し焦る)
大先生
何かあったんか?(近づく)
瑠華
…(口を開けて何か話そうとするが声が出ない)
大先生
…もしかして喋れへんの?
瑠華
…(頷く)
大先生
そりゃ大変やな…
瑠華
……
大先生
あ、シャーペンとメモ帳あるで(取り出す)これに何か話したいこと書いたら?(渡す)
瑠華
…!(受け取って頭を下げる)
瑠華
…(何か書き始める)
大先生
…?
瑠華
……(見せる)
「暴力的な親から逃げて来ました 助けてください」
大先生
…おぉ…
大先生
それで痣とかあるんか…
瑠華
…(頷く)
大先生
まぁええで、着いてきな(歩き出す)
瑠華
(頭を下げて着いていく)
大先生
うち騒がしいから退屈はせんと思うで
瑠華
…?(歩きながら書く)「人数が多いんですか?」
大先生
そうやな、組織やし
瑠華
(書く)「組織…?」
大先生
おん、…あ、そういや名前は?
瑠華
……「瑠華です」
大先生
…ルカちゃん…?
瑠華
(頷く)
大先生
おっけ、僕は鬱や、大先生って呼ばれる方が殆どやけど
瑠華
「鬱さん、でいいですか?」
大先生
好きにしてくれたらええよ
瑠華
「あ、わかりました」
大先生
…着いたで、ここが拠点みたいな感じのところや(止まる)
ちょっと豪華なシンプルな一軒家
瑠華
「ここが…?」
大先生
おん、周りの家と馴染ませる為にこういうデザインにしとるらしいで
瑠華
「周りと馴染ませるって、何か悪い事でもしてるんですか?」
大先生
あー…まぁ詳しくは中で話そ(玄関に行く)
瑠華
「え…」
大先生
大丈夫や、手出そうとしたら絶対誰かに殺されるから…w
瑠華
「いやどういうことですか」
大先生
取り敢えず来てや
瑠華
…(玄関に行く)
大先生
あ…鍵開いとるなこれ(開ける)
瑠華
…「ここには何人くらいいるんですか?」
大先生
14人やな
瑠華
「へぇ、そんなに」
大先生
もう殆ど寝とるやろうけど…(中に入る)
瑠華
……(だよね…)(入る)
少々切り悪いかもですが 今回はここで終わりです