どこから踏み外した？

目が覚めると猗窩座から貰った簪が無いことに気づく

泣きそうになりながら探す

涙をこぼしてしまう

辺りを見回しても特にない

猗窩座が居ない間

童磨が(夢主)を見つけて近づいてくる

不敵な笑みを浮かべて言う

童磨の手には簪があった

くすくすと笑う

童磨について行く

つまらなさそうにしている

悪戯っぽく笑いながら言う

キスをするだけなら…

顔を近付けようとした時

(夢主)の前に立ちながら

怒りでいつもより声が低い

童磨を殴って顔が潰れるがすぐに再生する

簪を返す

(夢主)の手首をきつく掴んで部屋へ戻る

頭を下げる

そう言っている途中に遮られる

強く抱きしめてくる

強く抱きしめたまま言う

自分の非を認める

少し安心をしている

いつもより深くキスをする

急に額を押し付けられる

怒りがふつふつと湧いている

ほんとは知ってる，お前が俺のこと好きだって

だから離さねぇ，たとえ嫌われても奪ってやる

お前が壊れるくらい抱きしめてやりたい

逃げられねぇくらいに縛りたい

心配そうに見つめる

心配そうに見ている(夢主)には申し訳ないが

俺の胸の奥はぐちゃぐちゃだ

誰にも渡さない

誰にも触れさせない

それが幸せなんだろ…？

なあ，わかってるんだろ…？

想いが溢れる

ドロドロとした瞳で見つめ合う

手首を掴み，身動きできなくして，耳元で囁く

そう言われて困っている(夢主)が可愛い

ずっと俺の腕の中に閉じ込めていたい

首筋に痕をつける

(夢主)の白い肌に赤い痕がよく似合う

優しく，離さないと言わんばかりに見つめる