テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ドサドサドサ…
教室のドアを開けた瞬間、 冊子のなだれ落ちる音が聞こえた。
ロシア
その机の主は 朝っぱらから、 突っ伏して寝ている。
ガタッ…ズズ……
ソイツとその周辺に散らかった 教科書を避けるように、 生徒たちは無言で机をずらす。
その嫌な空気には目もくれず、 眠りの世界に入っている様子。
そんな中、我は。
中国
中国
ロシア
中国
ロシア
ロシア
中国
(…んへへ。)
ロシア
中国
ロシア
中国
中国
ロシア
中国
(もっと甘えていいアルよ)
そうこうしているうちに チャイムが鳴った。
中国
ふぅと息をついて、 一時限目の授業に備える。
まったく。朝から 面倒をかける国ネ。
(やらかせばやらかすほど 我に助けを求めてくれるアルね)
ロシア
中国
ロシア
中国
ロシア
一式を渡すと、 ソイツは前を向いた。
これでようやく我も、 授業に集中…………………
…広い国土で 黒板が見えない。
中国
ロシア
中国
中国
ロシア
すると、ロシアは屈んで 我の視界が開ける。
気、遣ってくれたアルか…
我も言い過ぎアルね、 ちょっと謝―――
ロシア
寝てるだけだった。
中国
(教諭が羨ましいアル。 ロシアの寝顔を 真正面から見られるなんテ…)
こんどはチャイムと同時に、 ガタッと椅子を引く音がした。
教室のど真ん中で ゆらり巨体が立ちあがり、 生徒たちは静まる。
バサバサバサバサ…!
そうして、また教科書が 床に落ちていく。 そんな光景に、 生徒たちはそそくさと出て行った。
中国
ロシア
ロシア
中国
ロシア
中国
(アナタには我『しか』 居ないんだから!)
盲目になってしまった ソイツの腕の中に 我はすっぽり収まった。
ぎゅぅ……
ロシアが我の服を掴む力より ずっとず~~~~っと強く、 首を掴んであげた。
ねえロシア?
我、気付いてるアルよ?
アナタがわざと 宿題を置いて来たことも
アナタがあえて 筆入れを隠したことも
アナタがそれしか、 我を留めておく方法を しらないこともネ。
そうやって気を引く、 高校生になっても幼い ロシアは可愛い。
可愛いアナタが、 もっともっと「独りじゃ何もできなく」 なっていって、
我に堕ちてくれるのを、 いつも、 待っているアルよ。
ベラルーシ
にゃぽん
ゾクゾクしちゃう 共依存妄想だった。
コメント
12件
わー!!!やーだ!!なんて...なんて素晴らしいのッ...?!?! え?やだ可愛いよぉぉ2人ともぉぉ! お互いにお互いが居ないとダメなんだ!!可愛いすぎるっ、えぇ...好きぃ...、、
あ、待って神…(((( 共依存最&高( ́ཫ`) ふへへっ🇷🇺×🇨🇳てぇてぇ… 主様が書くカンヒュめちゃくちゃ好きなんすよ~