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ライ

…っえ?

アルファ

お願いだ

アルファ

無事だと言ってくれ…!

ライ

お父様は━━━━

ライ

先日、亡くなりました

アルファ

…やはりあれは夢ではなかったんだな

アルファ

お前と、会ったのも

ライ

そうです

ライ

あのときは途中だったんですが

ライ

やっと、会えました

アルファ

…ああ

アルファ

(お父様の魔力が、尽きた…)

アルファ

(こんなにも端的でこんなにも恐ろしいのか…)

アルファ

…っくそ

ライ

悔やむのは俺です

ライ

近くにいたのになにも、できなかった

ライ

姉様ならきっと━━━

アルファ

はっ

ライ

…え?

アルファ

お互い同じように相手を上に見てたのか、とな

ライ

そうなんですね

アルファ

お前や私では変えることのできない事実だ

ライ

…まあ、そうではあります

ライ

だから、お父様と俺の願っていた…姉様とまた出会うことを諦めず実現させました

アルファ

お父様も…?

ライ

当たり前じゃないですか

ライ

忘れたんですか?

ライ

姉様は俺やお父様の━━━━

その瞬間、思い出した

 

アルファは俺にもライにも

 

家族全員にとって、はじまりの存在になってくれた

 

その名前の通り、な

アルファ

はじまり…?

 

全てにおいてそうだった

 

でも、1番は━━━━━

アルファ

癒し

ライ

癒し

ライ

なんですから

私とライはほぼ同時にそう言った

アルファ

(…それがきっかけで剣ももっと併用するようになったんだっけ)

アルファ

(だから私、剣で認められようとしたんだ)

その瞬間、何故だか

お父様の死をより実感し

私の頬を、とどめなく涙がつたった

ライ

姉様…

アルファ波

脳波の一種で、リラックス効果があるんだ

お父様はずっと、私からはアルファ波が発生してるって笑ってた

変なのって言ったけど

アルファ

(…ああ、何で忘れてたんだろう)

もしもまた会えたら、と思わずにはいられない

アルファ

(いや…思い出すと、心が持たなかった)

だってあんなに大切な家族だった

私がどんなに無能でも大切にしてくれただろう

冷たく見える私たち一家は

思ってたよりももっと、絆に溢れていたんだ

アルファ

(もう、会えないなんて…)

しばらくして泣き止んで顔をあげる

…そして、家族に会えたらずっと伝えたかったことを言うことにした

アルファ

…ずっと

アルファ

もしも会えたら、もしも話せたらって思ってた

ライ

俺もです

アルファ

ライは、もう結婚はしたか?

アルファ

私がいなくなった塔はどうだ?

アルファ

今はどんな魔法が使える?

アルファ

…聞きたいことは、山ほどある

ライ

…姉様

ライ

俺を誰だと思ってるんですか?

アルファ

…ふ、ああ

ライ

恐れ多くも姉様の双子です

ライ

多くの魔法を使えます

ライ

伝説、と呼ばれるほどに

ライ

…だけどやっぱりその度に姉様がいたらって考えてしまいます

アルファ

私だって何度も何度も、ライやお父様のことを考えた

アルファ

…だがたくさんの仲間と出会って冒険して

アルファ

此処も苦ではないように思えたんだ

アルファ

…身勝手だと言うならば、そうだろう

アルファ

だけどやっぱり認めてもらえることは嬉しいんだと気づいた

ライ

身勝手だなんて思いません

ライ

そんなの当たり前ですから

アルファ

そうか

ライ

それに…俺も、結婚したんです

ライ

魔法を使えるという女と

アルファ

ほう、そんなやつがいたとはな

ライ

はい、俺も驚きました

アルファ

…良かった

ライ

え?

アルファ

もう、気負わないでくれ

ライ

それは、どういう━━━

アルファ

申し訳ないなんて気持ちはいらぬ

アルファ

私だって此処を苦しんではいないのだから

ライ

…はは

ライ

そうですね

ライ

じゃあ、そろそろこの空間を保つのもキツいと思うので━━━

ライ

また、会いましょう、必ず。

アルファ

ああ

まばゆい光が視界を襲う

そして━━━━

魔法使いから女勇者になりました

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160

コメント

3

ユーザー

そんな……。お父さんはもう……。アルファさんもライさんもお父さんに、って考えてるところはやっぱり双子なんだな、って実感する💭 この2人の姉弟はこれから先もずっとずっと幸せであって欲しいな🥰🙏

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