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_____“業火”

初兎

ッッ!

いむくんの得意魔法は“水”。

炎は…………対局の魔法だった。

初兎

待っ、待っていむくん!

ほとけ

ごめんね、

ほとけ

皆のためでもあるんだよ

そして、いむくんは再度、僕に炎を放った。

初兎

いむくん…………!

ほとけ

帰って

…………水属性の人の身体は、炎への耐性があまりないらしい。

このように、

自身の得意魔法と対極の魔法は満足に使えないという話がある。

だが、

いむくんは。

ほとけ

……………、

炎を使っても尚、

何事も無いかのように。

涼しい顔をしていた。

_____そう、

僕は知っている。

いむくんの秘密を。

初兎

………いむくん

初兎

“水じゃないから”………なんやろ?

いむくんが肩をびくりと震わせた。

攻撃の手が一瞬止まる。

初兎

“水じゃない”

初兎

致命的だったんやろ?

ほとけ

………

いむくんの動きがピタリと止まった。

指先が震えている。

これでもかというくらいに目は見開かれていた。

初兎

“チェレステ家”

初兎

水の大魔法使いを多数輩出する名家

初兎

付いた異名は、水を操る大神・“オケアノス”

黙り俯き始めるいむくんに向け、僕は続けた。

初兎

…………こんな話もあるそうやな

初兎

“水以外の適性で生まれた子供は軽蔑される”

ほとけ

〜ッッッ!

初兎

…………僕らがまだガキの頃、いむくん、言っとったよな

初兎

“いむくんの得意魔法は、水じゃない”

初兎

“本当は、炎なんだ”って

初兎

…………水の適性が無い、
寒さには弱い、
暑さには慣れている

初兎

これが……………

初兎

チェレステの血筋のいむくんにとっては、

初兎

耐え難い現実だった

初兎

……………そうなんやろ?

いむくんが、魔法の杖を持つ手を力無くだらりと下げた。

ほとけ

……………

初兎

だから、炎とは対極に当たる水の魔法を、

初兎

“得意魔法”と同レベルまで無理やり上達させた

初兎

全て_____

ほとけ

…………もういいから!!!

喉が張り裂けるような割れた声で力いっぱい叫ぶ。

ノイズが混じったかのような、

悲鳴にも近いような声で。

ほとけ

全部、全部……………

ほとけ

…………僕が1番わかってるの!!

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