優香
あぁぁぁぁ
優香
学校やっと終わったー
優香
歩いて帰るのめんどい
優香
しかもこっち方面の帰りの人で仲いい子いないからいっつもひとりだし最悪。
優香
はぁぁぁ
優香
ん?
優香
なんだろうこの紙
カサッ…((紙を拾う音))
優香
え……?…
優香
ゆ…うか…?
優香
わ、私?
優香
漢字も全く一緒…
優香
苗字まで…
その紙には赤いペンで、小刻みに震えながら書いたような文字で「高宮優香」と書いてあった。
優香
な、なによこれ…
気味が悪くなった私は
その紙をビリビリに破いて、その場から走って逃げた。
そして15分ほど走って家に着いた。
優香
はぁ…はぁ…はぁ…
優香
なんだったのあれ
優香
気持ち悪い…
私は猛烈な吐き気におそわれ
それから何度か嘔吐した
その中には血が混ざっていた
怖くなった私は親友に相談した
優香
愛華!
優香
ねぇ助けて
愛華
ん?
愛華
どした?
優香
私さっきね
優香
帰ってくる途中で
優香
紙切れを見つけたの
優香
ちょっとした好奇心で
優香
開けちゃったの
優香
そしたらそこに
優香
赤い字で
優香
高宮優香
優香
って書いてあったの
愛華
え?
愛華
それやばくない?
優香
だよね
優香
私をやばいなって思って
愛華
うん
優香
紙をビリビリにしてその場を走って逃げてきたわけ
優香
そしたら
優香
なんかすごい吐き気に襲われて
優香
何度か嘔吐しちゃって
優香
どうしよう
優香
この吐き気ってあの髪が原因じゃ…!!
愛華
落ち着いて優香。
愛華
大丈夫
愛華
きっと同姓同名だよ
愛華
ちょっとテンパって気持ちが不安定になって
愛華
吐き気に襲われただけだよ
愛華
だから大丈夫
優香
そ…だよね
優香
大丈夫だよね…
優香
あの紙は破いて捨てたし
優香
聞いてくれてありがと!
優香
ちょっと気持ちが楽になった
愛華
うん!
愛華
よかった
愛華
またなんかあったら言って!
優香
ありがとう😭
優香
愛華大好き
愛華
私もだよ~
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2時間後
愛華
ごめんね優香
愛華
私よりかわいい人
愛華
気に食わないんだ
愛華
私達っていつも比べられてたよね
愛華
私あなたの引き立て役だったのかな
愛華
さよならの手紙
愛華
っていう都市伝説知らなかったのかな
愛華
手紙を拾ったって言った時焦ったけど
愛華
バレてないみたいでよかった
愛華
これで私が1番だね