ノンフィクション

小学5年の頃

女の子に手紙で

告白された。

その女の子とは小学５年から仲良くなって、

俺はその女の子と

付き合うことにした。

初めは色々戸惑うこともあったけど

俺なりに

ちゃんと女の子を退屈させてないかって

楽しませられてるかって

色々頑張ってた。

小学６年になって

クラスが離れてしまった。

クラスが離れても俺は休み時間に会いに行ったし

彼女もちょくちょく 会いに来てくれた。

残念ながら家は反対方向で彼女を家に送ることはあまり出来なかった

これは俺も彼女に悪いと思っていた。

付き合って１年たって

彼女は俺に冷め始めていた。

遊びに誘っても

断られるし

休み時間に会いに行っても

あまり話してくれない。

あぁ、もう終わったと思った。

でも俺は彼女が好きだった。

大好きだから

別れよう。

なんて言えなかった。

中学生になると

またクラスが離れた。

もう会いに行くのをやめた。

彼女に何をしても

無反応。

だからもう止めた。

辛かった。

俺、何か悪いことしたんじゃないかって。

もう、自然消滅したな

って思ったその時、

中１の冬

彼女と仲が良い友達が

俺に１枚の手紙を渡してきた。

あぁ、彼女からだなってすぐに分かった。

暖へ

最近、遊んでないし、LINEもしてないし、付き合ってて意味あるかな～ってなってるし

もう別れよう。

彼女より。

その手紙はあっさりしていた内容だった。

手紙にはLOVEというプリントがされていたが鉛筆で黒く塗り

もう好きじゃないと

アピールされていた。

俺はその日、

家に帰って泣いた

これでも、俺は

彼女が好きだったんだなって

涙を流したときに自覚した。

俺は手紙を彼女に書いた

別れたくない…と。

この時、本当に別れていれば良かった。

この後、俺は本当に

後悔したからだ。

それは何気なく廊下を歩いていたときの事、

俺の彼女と知らない男が馴れ馴れしくしていたところを

目撃してしてしまったから。

この時の俺は悲しいというよりは

怒りが込み上げていた。

俺はすぐ教室に戻り、

彼女から貰ったキーホルダーをバックから引きちぎり、

彼女あてに

別れて…と

手紙を書いて

彼女にあてるようにキーホルダーと一緒に渡した。

家に帰ったとき

彼女から連絡が来た。

俺らが別れて

ちょっとたった頃、

君は

違う男と付き合った。

付き合わなければ良かったかもしれない。

後悔することなんてなかった

こんなに苦しい思い をしなくてすんだ。

その後、すぐに

彼女はまた別れた事を知った。

それからまたすぐに

彼氏を作った。

俺はこんな彼女と付き合って良かったのだろうか。

ただ利用されただけなんじゃないかと

怖くなった。

だから、今は女の子をあまり見ることが出来ない。

これでも俺は

彼女を好きだったから

もう、好きじゃないけど

もう、終わったんだな

約2年間

俺と付き合って

お前は良かったか？

俺は裏切られて

心に穴が空いて

失恋したと気づいた。

皆さん、俺が悪いと思いますか？

彼女が悪いと思いますか？

大切に出来なくてごめん。

守れなくてごめん。

多分、俺が悪い。

何も出来なかった俺が悪い。

でもさ、

俺と別れてすぐに

付き合うのは良くないよな？

ともかく彼女を許すことが出来ません。

でも憎めません。

彼女とは高校が離れたので

中学校を最後に

顔を合わせてはいません。

俺の気持ちはもう

ありません。

さよなら

俺の好きだった人。

これが、俺が恋した １人の女の子の

馬鹿らしい話だ。

ーENDー