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熱い涙が込み上げてくる
やっと聞けた、やっと知れた
彼の本当の気持ちを
あぁ、こんなに幸せで良いのだろうか
脱衣所で、大の大人が2人で泣いているという何とも不可思議な空間
だが、そんな事はもはや関係なかった
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互いに鼻をすすりながら、昂る熱を少しずつ落ち着かせていく
彼は、逃げずに想いを伝えてくれた
今、これ以上に嬉しいことはない
ふっと小さく笑い、ゆっくりとキヨくんの手を離す
だが、離した手は直ぐにキヨの袖を掴んだ
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パッと顔を逸らした
顔が熱くなっていくのを感じる
裾を掴む手に、きゅっと力が入る
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彼は目を伏せる
だが耳を傾けてくれている
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素っ頓狂な声を上げるキヨくん
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あの時、俺たちはある居酒屋に訪れていた
しかし、居酒屋に来てからというもの、キヨくんの様子が明らかにおかしかった
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普段お酒を飲まずにお冷ばかり飲むキヨくんが、席に座るやいなやお酒を頼み始めた
もちろん、ここは居酒屋だからお酒を頼むことは何もおかしいことではない
だが今回は何か違った
何杯も何杯も、アルコール度数の高い同じ酒ばかり頼んでいたのだ
ペースを崩さず、一言も発さず、ひたすらに飲み続けている
表情に一つも出ていないことに、もはや恐ろしさを感じるほどだ
店員
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彼は顔を上げず、ただコクリと小さく頷くだけだった
オーダーを聞きに来た若い店員も、流石に困惑の表情を浮かべていた
まぁ無理もないだろう
長年の友人でも、この状況に困惑しているのだから
向かいに座る牛沢とガッチマンも、飲みながらではあるが心配そうに見つめていた
店員
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店員
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店員
店員が目配せをする
視線の先には、俺の隣に座るキヨくん
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店員も心配なのだろうか
彼は構わず飲み続けており、時折ぶつぶつと何か呟きながら机に突っ伏して、また飲んで…を繰り返している
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沈黙を切り裂いたのは、牛沢だった
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牛沢に続き、ガッチマンも半ば食い気味に答える
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店員
店員
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この居酒屋に雇用されてからまだ日が浅いのだろうか、一挙一動に若さを感じる
店員
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店員
おずおずと差し出されたのは、水が入ったピッチャーと人数分以上の追加のおしぼり
ほろ酔い2人と酒豪1人、それに下戸1人には充分過ぎるほどの配慮だった
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店員
店員さんはパッと目を輝かせ、ニコっと笑った後、他の卓にオーダーを聞きにいった
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水に浮かぶ氷がカランと鳴る
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未だ一言も発さない彼を少し気にかけつつ、足早に手洗い場に向かった
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...To be continued