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ぬしたん
💚母
母親の声で正気に戻る。
阿部亮平
💚母
阿部亮平
またベッドに戻る。 その瞬間、スマホが鳴った。 確認すると、佐久間から動画が送られていた。
佐久間大介
岩本照
佐久間と………照。 昨日のことを思い出す。 明日から………大丈夫かなぁ………。
ガチャ
夕方、玄関が空く音がした。 母親が帰ってきたのかと下へ下りる。
阿部亮平
佐久間大介
何で佐久間が。
佐久間大介
やだ。今1番会いたくない人。
阿部亮平
佐久間大介
阿部亮平
佐久間は意味がわからない様子で慌てる。
佐久間大介
佐久間は手に持つ袋を一度見ると「いらなかったら捨てていいから」と1言、袋と共に残して家を出ていった。
俺は袋を掴むとゴミ箱へ持っていく。今はあいつからの物なんて受け取れない。 捨てようとした瞬間、袋の中身が見えた。 中に1枚、雑にちぎられた紙が入っていた。
見舞い、行けなくてごめんな! 早く元気になれよ!! 照』
世界が暗くなった。普通なら嬉しいはずの手紙、全く嬉しくなかった。昨日の声。朝の2人の動画。この手紙を持ってきた佐久間。 その全てが今、俺を苦しめている。 視界がぼやける。
阿部亮平
辛い。明日からもう会いたくないよ。