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チカコ
チカコ
チカコ
チカコ
それは、私が高校生だった時の話です。
チカコ
チカコ
母親
母親
チカコ
チカコ
学校から帰宅したら、まっさきに漫画を読むのが当時の日課でした。
チカコ
カタカタ
チカコ
木製のテーブルに、お茶の入った陶器のコップと、
おやつの入った木のお皿。
チカコ
チカコ
まじまじと見つめていても、もちろん皿やコップが動き出す訳もなく。
チカコ
チカコ
チカコ
カタカタ
カタカタ
チカコ
チカコ
チカコ
意味が分からないが、
テーブルに置いている食器付近から音が出ているようだ。
念のため、母に聞いてみた。
チカコ
母親
チカコ
チカコ
チカコ
母親
チカコ
チカコ
母親
母親
この日はこれ以降、食器がカタカタ音を出すことはなくなったが、
別の日に、さらに不思議なことが起きた。
別の日
チカコ
母親
チカコ
母親
チカコ
この日も、自宅のリビングで過ごしていた。
テレビはつけず、焼き芋を食べている時だった。
視界の端で、何かが揺れだした。
チカコ
何かが揺れた方を見ると、
フックに引っ掛けた、母の黒いバッグが左右に大きく揺れていた。
チカコ
チカコ
母親
チカコ
チカコ
母親
バッグの話をした途端、
ぴたり、とバッグの揺れが収まった
母親
チカコ
チカコ
母親
母親
チカコ
チカコ
チカコ
母親
チカコ
チカコ
チカコ
この時は、まだ知らなかった。
とある真実をー。
数日後
チカコ
母親
チカコ
母親
母親
チカコ
母親
チカコ
秀樹おじさんは、半年前に会ったばかりだった。
母親
母親
母親
チカコ
チカコ
母親
母親
母親
亡くなって何週間も見つけてもらえないなんて
一体、どんな気持ちなんだろう
チカコ
叔父の葬式後
チカコ
チカコ
チカコ
チカコ
チカコ
チカコ
母親
チカコ
母親
母親
チカコ
母親
母親
チカコ
よく考えたら、半年前に最期に会ったのも、私のいとこの結婚式だった。
母親
チカコ
母親
母親
母親
チカコ
チカコ
数カ月後、母が叔父の夢を見たらしい。
母親
チカコ
母親
チカコ
母親
チカコ
チカコ
母親
母親
母親
チカコ
私には兄弟がいないから分からないが、
兄弟には、兄弟ならではの付き合いや
当人たちにしか分からない思いがあるようだった。
チカコ
あとがき
チカコ
チカコ
チカコ
チカコ
チカコ
2020.6
wat