星来
星来
ずっとここにいる。
ここは地下シェルター。
なんか、昔私が暴れたから地下に閉じ込められたんだって。
星来
昼と夜は時計を見れば分かる。生活リズムを崩すなって、お母さんから教わってきた。
お母さんは、私に何でも教えてくれた。
でも、もういない。
星来
今日もまた、夜が訪れる。
カーテンを開けようがそこに空はない。
見てみたい、あの夜空。
外にいた頃も見ることが出来なかった。
死んだ親友が教えてくれた。“夜空”っていうのは、すごく綺麗なんだって。
見てみたい。それだけだった。
学校では、教えてくれないことが沢山ある。
俺はその中の一つに手を出した。
遥斗
俺らが歩いているのは、平面上の世界。
地面を掘れば、何が出てくるのだろう。
知らない方がいい。そんな予感、目も向けなかった。
いつもの帰り道。
神社に一礼し、帰路へ向かう。
でも今日は違った。
神社に祭られているものが気になった。
そうして、誰もいない神社に足を踏み入れた。
遥斗
神社の裏に山があった。
かなり急。疲れては来たが、何故かやめようとは思わなかった。
登ってるのか降ってるのかもわからなくなってきた頃、地面に違和感を覚えた。
遥斗
そこだけ地面の色が違った。
まるで何かを守っているかのように。
遥斗
そこには鉄の扉が埋まっていた。
開けてみたい。好奇心は収まらない。
知らない世界を知りたい。それが全ての始まりだった。
次回
はぁ!?なんでですか!
また、見れなかった。
「世界がそれを拒んでも。」
コメント
8件
すごすぎぃ…
なんかもう絵文字で表すと(・□・)(((は?
すげぇ...