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コメント
13件
s i d e _ ¿?
ただ一つ
君の声を乗せた 電波を辿って
必死になって 探して
見つけた先にいる 孤独な君に
君が
この世界で
生き苦しくならないように
一呼吸分の酸素を
分かち合えたら
s i d e 夢 叶
夢 叶
夢 叶
声を上げながら 長い廊下を進む
もちろん 返事があるわけもなく
夢 叶
夢 叶
そんな事を ぼやきつつ
廃れた廊下を ただ進む
夢 叶
何せ 途轍もなく広い廃病院
一部屋ずつ 確認するのは
少々 骨が折れそうだ
しばらく進んだ先の ドアから出ると
夢 叶
錆びた非常階段の佇む 逃げ場があった
夢 叶
誰もいない所に いても無駄
そう考えて 軋む階段を登った
階段を 登り終えた先は
どうやら 駐車場らしい
夢 叶
コンクリートのせいか
それとも冬のせいか
肌寒く感じる 静けさの中
カ タ ッ
夢 叶
バン ッ
物音がして 発砲すると
バタ ッ
夢 叶
黒い服を着た 男が一人
私の放った凶弾に 斃れた
夢 叶
夢 叶
そう声を上げると
夢 叶
ぱっと見たところ およそ十人
物騒にも 銃を構えた男達が
私の周りを囲った
夢 叶
夢 叶
適度に余裕を見せつつ そう笑うと
ソイツらも 凶悪な笑みを返してきた
夢 叶
何で脅されてるかは 知らないけど
私は 殺される訳にいかないから
夢 叶
そう言うと同時に
懐に忍ばせていた 煙玉を投げた
バン ッ
一人
ドガッ ゴッ
また一人
バン バン ッ バン バン ッ バン ッ
続けて 五人
カ チ ャ ッ
バン バン ッ
リロードして また二人
サ ァ ァ ァ
ようやく晴れた 煙幕と
物言わぬ屍となった 元 人間が
ただ 落ちていた
夢 叶
バン ッ
バタ ッ
戸惑ったままの 最後の一人を屠って
三途の川への 片道切符を渡して
夢 叶
頬に飛び散った 鮮血を拭って
そのまま進んだ
夢 叶
そうこうしている間に
この病院に入って 約三十分経った
それなのに
夢 叶
あまりの静けさに 嫌な予感がしてならない
夢 叶
此処までで 私が会ったのは
さっき殺した 十人だけ
夢 叶
一階から三階まで 全部見たのに
此処まで人がいないのは 些か変だ
夢 叶
有り得ない
そう言おうとした その時
カ チ ャ ッ
夢 叶
背後から 何か
黒い鉛のような物が 押し付けられた
夢 叶
夢 叶
どうやら “ ソレ ” の正体は
拳銃らしい
夢 叶
考えに耽ってたとはいえ
背後の敵に 気づかないなんて
私も 腕が落ちたかな
それとも 君の事を考えてたからかな
夢 叶
これから何処に 連れて行かれるのか
一体望々ちゃんは 何が目的なのか
それすら知らずに 死ぬのは嫌だな
なーんて
そんな言い訳を 頭の中で並べつつ
為す術なく 従う事を強制される
夢 叶
私が コイツを倒すのと
コイツが 私を殺すのでは
きっと後者の方が速い
夢 叶
絶体絶命?
そうかもしれない
夢 叶
夢 叶
別に今更 後悔してる訳じゃないのに
浮かんでくるのは “ みんな ” の事ばかり
夢 叶
「 助けて 」 だなんて
言えないもん
そのまま
君にはもう 会えなくなるのかな
嗚呼 でも
それは嫌だな
夢 叶
夢 叶
世界中の誰にも 気付かれないように
小さく零した その言葉が
気づかれぬまま 消える
その前に
_ ¿?
バン ッ
夢 叶
夢 叶
バタ ン ッ
血飛沫を上げて 倒れる背後の敵の
そのまた背後
夢 叶
夢 叶
夢 叶
夢 叶
万 次 郎
万 次 郎
歪む視界の中 私を見つめる君が
私にとっての スーパーヒーローが
夢 叶
夢 叶
私の目の前に 現れた
♡ 2000