だめなこと

『だめなこと』第4話

地雷さん、苦手な人さよなら 休止メンバー出てきます 青黄になる予定

それでは

れっつごーー☆

お昼ご飯を食べ終わった 僕達はそれぞれ手を合わせて 席を立ち始める

僕もそう言って席を立った時

青ちゃんに真っ直ぐ見つめられ 少し迷う

みんなの視線が僕に集まる

お昼ご飯を食べて体調も良くなり タクシーを使うほど家も 離れていないため 僕達は歩いて帰ることにした

僕の家に着いても帰る様子はなく 僕を遊びに誘ってくる

結局、彼に押し切られ ゲームをすることになった

家に入った途端荷物を隅におき、 慣れた様子で僕の部屋へ向かう

昨日から片付けてないし バレるかも…

そう思うが、今止めても怪しまれるだけ

様子を見て片付けようと思い 恐る恐る彼に続いた

そう言ってゲームが置いてある棚まで 歩いていく

部屋に入ると、ゲームを漁りだした 彼に案の定見つかってしまった

確かに買ったばかりのものが すぐ無くなるなんて不自然だ

勘がいい彼はすぐに気づいてしまう

優しい口調で僕に尋ねてきた

なんて思われるかな…

青ちゃんならと思っていても 不安が大きく 口にすることが出来ずにいた

すると彼はゆっくり僕に近づいてきて

僕を優しく抱きしめた

言葉をかけてくれながら 頭を撫でてくれる

彼のその優しさに 思わず涙が零れる

しばらく彼の胸で泣いていた

僕が泣き止むと 彼はとても優しい眼差しで 僕を見つめる

言葉に詰まる

とても言える事じゃない お金が無くて体を売ってたら 辛くなりましたー、なんて

ただの自業自得だ

笑顔で返してくれる

僕はいい仲間を持ったんだな そう改めて思った

第4話おわり