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無名の灯 番外編6

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遥は、気づいたときにはもう逃げ場がなかった。家でも外でも、理由なんて曖昧なまま「そう扱われる側」に置かれ続けている。きっかけなんてはっきりしないまま、気づけば周りの空気ごと同じ方向に揃っていて、誰も止めない形で回り続ける。何かを言えば理由にされ、黙っても正当化される。正しさも境界も崩れていく中で、遥は抗おうとしながらも少しずつ削られ、自分がそう扱われる存在であることだけが、はっきりしていく。
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全1話

1,797文字

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