一覧ページ

白くまさんへ

第1話 - 白くまさんへ

130

2019年08月30日

#リア友

#お話

#白くまさん

#奏より

奏

皆さん、こんばんは

奏

辞めると言った私ですが、一つだけ、ストーリーを書くことをお許しください。

奏

私のリア友、白くまさんの事です。

奏

このお話では、白くまさんのことを白と呼びます。そこはご了承ください。

奏

私と白が会ったのは、小学二年生の頃でした。

奏

クラスが同じになって、その頃私は人見知りをしなかったので、白に軽いノリで話しかけたんです。

奏

白は最初は大人しい印象が強かったのですが、だんだん話すようになって、「白はとてもおもしろい子だな。｣と思うようになりました。

奏

怖い話を教えてくれたのも白で、本も貸してくれたりしました。

奏

けど、まだいじめを知らなかったんです、私。白がいじめられてるなんて、考えもしなかった。

奏

とても優しい子なので、みんなに好かれてるイメージが脳内にあったからです。

奏

障害なんて言葉も知らなかった。

奏

その頃の白はとても元気だったから。

奏

白は昔から絵が上手で、優しくて、運動神経も良くて…文句なしの友達でした。家が近いので、よく遊びに行きました。

奏

けど、クラスが変わると、やっぱり疎遠になってしまったんです。

奏

その時にいじめられていたのかな、なんて思っちゃって。

奏

4年の頃、私もある理由で少しいじめらていたので、その頃は私も追い詰められていたので、その時は白のことは考えられませんでした。

奏

ごめんね、白。

奏

あ、白の話に出てた2人の女の子は、多分でしかありませんが、私では無いと思います。

奏

絵は上手くないし、亡くなってもいませんからね。

奏

すいません、話を戻しますね。

奏

障害のことを聞いたのは中学生になってからです。

奏

本気でびっくりしました。

奏

確かに言われてみれば、違和感はありましたが「体質なんだ｣と言われれば、納得してしまったんです。

奏

白に聞きました。「なんで今まで言わなかったの？」
白は答えました。「心配かけそうだったから。」

奏

それを聞いたとき、本当に申し訳なくなりました。

奏

そういう友達だと分かっていたのに。違和感を感じた時に私から聞けば良かったのに。

奏

後悔しました。涙が出そうなほど。

奏

だから、私は白に「心配かけてよ、友達なんだから。」と言いました。

奏

その時、白は何を思ったのか、分かりません。

奏

余計なお世話だと思ったのか、ありがとうと思ったのか…

奏

後者であることを祈ってます。

奏

白はLINEを持っていないので、ネットで繋がってるのがTERRORしか無いんです。

奏

だから、白の作品はなんでも見てました。

奏

けど最近、おかしな投稿が増えてきて…

奏

前みたいな意味怖が無くなってきたことに、違和感を感じました。

奏

けど、白は障害の症状でよく病院に行っていたので、部活が無い時は何が白の身に起きていたのか分かりませんでした。

奏

（症状が出た）みたいなお話を見るたび、心配でたまらなかった。

奏

けど、白と会う時は、笑っていようと決めていたので、笑っていました。

奏

白といると楽しくて、自然に笑えたので。あまり苦ではありませんでしたね。

奏

けど、さっき投稿されたやつを見て、始めてそんな深刻になっていることを知りました。

奏

夏休み最後の方なので、部活が無かったんです。

奏

ごめん、ごめんね白。

奏

白の苦しみに気づいてあげられなくて

奏

白を支えられなくて

奏

白を楽に出来なくて

奏

白を楽しませられなくて

奏

本当にごめんなさい。

奏

謝ることしか出来ないのも悔しい。

奏

私より、白の方が苦しいのに。

奏

私が障害系の知識があったら、何か違ったのかな。

奏

私がもっと気を配っていれば、違ったのかな。

奏

これを書いてて、白のを呼んでて、久々に涙が出たよ。

奏

中学1年の頃から、涙が出なくなってたのに。

奏

泣いちゃったよ。

奏

余命、出ちゃったんだね。

奏

一瞬、なんて書いてあるかなんて分からなかった。

奏

あんなに一緒だったのに、こんなにあっさり命を奪うんだなと思うと、神様は酷いよね。

奏

乗り越えたところで、悲しみしか無いのに。

奏

体の一部がごっそり抜かれた気分だよ。

奏

すとぷりのことを教えて、これから沢山推し事していく予定だったじゃん。

奏

ころんくん好きって言ってくれた時、どんなに嬉しかったか。

奏

ライブも一緒に行こうねって話してたのに。

奏

他の歌い手さんの事も教えてあげようって、ウキウキしてたのに。

奏

余命がいつまでか分からないから、いつ居なくなるか分かんないのが怖い。

奏

ぽっと居なくなっちゃうの？って思うと、、泣いちゃうよ。

奏

分かってる、白を責めるべきじゃないのは。

奏

責めるべきは、白を追い詰めたいじめっ子とか、両親だ。

奏

言ってよ、心配させてって言ったじゃん…

奏

そんなに頼りないの？私。

奏

私の無力さが嫌でも分かるんだよ。

奏

目をそらせないの。

奏

早く会いたいよ。

奏

新学期になったら、色々と問い詰めるからね。

奏

余命があったとしても、少しでも一緒に居ようね

奏

白がしたいこと、いっぱいしよ。

奏

いつでも付き合うよ。

奏

いっぱい笑って、悔いの無い1日1日にしよう？

奏

最後まで、私に迷惑をかけてね？

奏

友達として大好きだからこそ、頼りになる友達になりたいの。

奏

頑張ったね、白。

奏

これからもよろしくね、白。

奏

いーっぱい、遊ぼうね。

奏

生きてて良かったって、聞かせてね。

奏

また、新学期でね。笑顔で「おはよう！」って言ってやるからね。絶対来てね。

この作品はいかがでしたか？

130

75件

あ、初めまして。白くまの友達です。あの……白くままだアカウント停止中なんですか……？僕は白くまの投稿に制限がかかってなくてコメントが出来ないのでリア友さんに聞きました。それに投稿見てしまい申し訳ありません。よかったら白くまの様子を教えて頂けませんか？

うん、待ってるね！

奏

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

白くまさんへ

第1話 - 白くまさんへ

作者の他の作品すべて見る

#リア友の新着小説
一覧

関連するタグ

白くまさんへ

第1話 - 白くまさんへ

作者の他の作品すべて見る

#リア友の新着小説一覧

関連するタグ

#リア友の新着小説
一覧