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女王陛下

「バロンよ、準備は出来たか。」

女王は俺に問う。

バロン

「恐れながら女王陛下、まだ準備段階であります。」

俺は言った。

女王陛下

「遅い。何をしておるのだ」

女王は声を張って言った。

バロン

「作戦を成功させたいのならばもう少しお待ちください。急いで下手な作戦を立てるのと、ゆっくりと上手な作戦を立てるのは後者の方が良いでしょう。」

すると女王は言った。

女王陛下

「相変わらずだな。下がれ。」

バロン

「はい。ありがとうございました。」

ヤスドン

「リーダー、どうすんだい?」

バロン

「分かった。明日決行しよう。」

ヤスドン

「分かった。明日決行しよう。」
「そうと始まっちゃあゆっくりしてられねぇぜ!準備してきやす!」

ヤスドンは張り切って準備を始めた。

バロン

「ヤスドン、バルドン級の発進準備を初めろ。」

ヤスドン

「了解リーダー!」

ヤスドン

「リーダー、準備完了!いつでも行けますぜ!!!」

バロン

「よし、ヤスドン!機関出力最大!バルドン級発進!!!

ヤスドン

「了解リーダー!機関出力最大発進!!」

バロン

「発進と同時にワープを行う。機関ワープ出力へ!」

ヤスドン

「了解!ワープ出力へ!」

バロン

「バルドン級!太陽系へ向けワープ!!」

ヤスドン

「バルドン級ワープ!!」

側近

「女王陛下、バロン艦から通信です。」

女王陛下

「繋げ。」

側近

「はい。」

バロン

「女王陛下、こちらバロン、聞こえていますか。」

女王陛下

「あぁ。聞こえている。行くのだな。」

俺は胸を張って言った。

バロン

「はい。行ってまいります。」

女王陛下

「絶対に目標を持ってくるまでは帰ってくるな。分かったな。」

バロン

「はい。分かっております。」

女王陛下

「では行け。」

バロン

「はい。」

俺はすぐに通信を切った。

バロン

「ヤスドン、エメラルドの嵌ってる石版はどこにあるのか分かるか。」

俺は初めの目標をエメラルドの嵌った石版に定めた。

ヤスドン

「確か、マンチェスター国立大博物館だったな。」

バロン

「そうか。そこに手紙を出せ。」

ヤスドン

「分かった。」

バロン

「今どの辺だ。」

俺はヤスドンに場所の確認をした。

ヤスドン

「もうすぐ大気圏だな。」

するとレーダーに反応が現れた。

バロン

「なんだ?」

ヤスドンに聞く。

ヤスドン

「敵戦艦や!前方2時!」

バロン

「よし、第1級戦闘配置。主砲自動追尾。」

ガタガタガタと主砲が傾く。

バロン

「超エネルギー照射砲、発射用意」

ヤスドン

「よっしゃ!」

ヤスドンがやる気に満ちた声で言った

ドォォォン

バロン

「なんだ!?」

俺は驚く。

ヤスドン

「本艦艦尾に被弾!損傷軽微!」

バロン

「よし、主砲撃て!」

主砲砲身の先端から黄金に輝く光が照射される。

ヤスドン

「敵に命中!撃沈や!」

バロン

「よし、敵が来ないうちにワープだ。」

ヤスドン

「分かった!」

バロン

「あれが大博物館か?」

ヤスドン

「そうみたいだな。」

バロン

「よし。突入する。お前は残っていろ。」

ヤスドン

「分かった。」

そして俺は大博物館内へ向かった。

大博物館内から声が聞こえた。

青年

「あれだよ!」

青年のような声だ。

「静かに。バロンに聞こえちゃうでしょ!」

それを注意する女の声。

俺は声を張って言った。

バロン

「そこをどけ!」

青年

「バロン!」

青年は俺の名前を呼ぶなり銃をこちらへ向けて発砲した。

バロン

「私に銃口を向けるとはいい度胸だ。」

そして俺はマントを広げて青年の近くへ飛行した。

青年

「くそっ!」

青年の悔しがる声と共に彼の銃がこちらへ連射されてきた。

バロン

「当たっていないぞ若僧よ!」

バロン

「次はこっちの番だ!」

と俺は銃口を青年へ向けた。

青年は

青年

「絢奈!逃げろ!」

と女を逃がした。

バロン

「私に歯向かうガキめ!散れ!」

そして彼と同時に発砲した。

俺の撃った弾は青年の近くの床を跳ね返り、 青年の弾は俺の右肩を撃ち抜いていた

バロン

「うっ!」

声が漏れてしまった。

そして

バロン

「ガキめ…次はないと思え…」

と言葉を残し、天井を飛び越えバロン艦へ帰還した。

ヤスドン

「リーダー、負けたのか?」

バロン

「あぁ…」

ヤスドン

「珍しいこともあるもんだな。」

ヤスドンはそう言って俺の右肩へ包帯を巻いていた。

そして次こそ獲物を捉えると心の中で誓ったのだ…

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